院ネット中継 手話通訳
導入検討へ 来年から

耳の不自由な人たちのために参議院は、来年の通常国会から総理大臣の施政方針演説などをインターネットで中継する際には、手話通訳を導入する方向で検討することになりました。

バリアフリー化を進めている参議院は9日、議院運営委員会の理事らが会合を開き、与野党の筆頭理事が共同で耳の不自由な人たちに審議の内容を知ってもらうための改善案を示しました。

それによりますと、総理大臣の施政方針演説や所信表明演説、それに各党の代表質問が行われる参議院本会議をインターネットで中継する際には、別室で手話通訳を行い、合わせて配信するとしています。また予算委員会などの審議をインターネットで中継する際も必要に応じて手話通訳を導入するため、2つの委員会室に機材を整備するとしています。

各党は来年の通常国会から実施する方向で、さらに検討を進めることにしています。