染者減で病院の病床に
余裕 第2波に備える

新型コロナウイルスの感染者が減ったことで、全国の病院では病床に余裕がある状態となっています。

厚生労働省の調査では、先月27日現在、入院患者のために確保されたベッドは全国で1万8000床余りあるのに対して、実際に入院している患者はおよそ1350人となっています。

厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスの入院患者を受け入れるために確保できたベッド数は、先月27日の時点で全国合わせて1万8346床となっています。

実際に入院している患者は合わせて1369人で、都道府県ごとのベッド数に対する入院患者数の割合は多い順に、
北海道が27%、
石川県が24%、
大阪府と東京都が13%、
埼玉県が12%、などとなっています。

NHKが行った調査では、4月中旬には東京都など全国の9つの都府県で80%を超えていましたが、先月27日時点の厚生労働省の調査では、入院患者の数が最も多い東京都でも、3300床に対して入院患者は424人となるなど、余裕が出てきています。

こうした状況を受けて、各地の病院では通常の診療態勢に戻す動きが出てきていますが、一方で、新型コロナウイルスをめぐっては、再び患者が急増する、いわゆる第2波に備える必要性が指摘されています。

厚生労働省は、流行がピークを迎えた際に必要となる病床数の目安を示していて、それによりますと、必要な病床は全国で合わせておよそ4万4000床となります。

政府の専門家会議でも、先月29日に発表した提言の中で、突然、大規模な集団感染が起こることを想定して、ふだんから空きベッドを確保しておくことや、再び感染が大規模に拡大した際に、迅速に病床を確保できる計画を作ることなどが必要だとしています。