ロナ後の社会は? 世界
規模のアンケート始まる

世界各地で新型コロナウイルスの感染が広がる中、地球の未来や今後の社会、環境などについて問う世界規模のアンケート調査が始まり、日本語のウェブサイトもオープンしました。主催する事務局は、「ポストコロナ時代」について多くの人が国境を越えて一緒に考えるきっかけにしてほしいと話しています。

この取り組み「Time to Question」は、世界各地の公共放送やNGOなどが連携して先月末から始め、今月4日時点で約8万人が参加しています。

アンケートは16歳以上であれば誰でも参加することができ、日本では、「未来計画Q」のタイトルでウェブサイトが公開されました。

サイト上では、「ポストコロナの時代一番心配なのは?」、「外出自粛生活のなかで不要だと気付いたものは?」、「気候変動は社会のあり方を変えているか」、「持続可能な社会のために変えなければいけないのは?」など、新型コロナウイルスの感染拡大や環境問題に直面する世界はどこに向かうのかを考える合わせて130の質問が掲載されています。

それぞれの質問について、国や性別、世代ごとにどのような回答をしているか傾向を知ることができるほか、環境や社会問題に取り組む人たちのインタビュー動画なども見ることができます。

アンケートはことし11月まで行われ、NHKでもアンケートの集計結果などを活用した番組やウェブコンテンツを発信していく予定です。

「未来計画Q」事務局の松田朋子事務局長は「世界の人々が同じ時期に同じ質問に答えることで、『ポストコロナ時代』について一緒に考え、未来を共に創造するプロジェクトに育てたい」と話しています。

「未来計画Q」URLは、https://www.time-to-question.com/ja