葉市 事前登録で感染者
情報をメールで通知

千葉市は、店舗や施設の利用者がQRコードを使って事前に登録しておくとその場所で新型コロナウイルスの感染者が出た場合にメールを通じて知らせてくれるシステムの運用を開始しました。

このシステムは新型コロナウイルスの感染者が発生した店舗や施設を利用した人に対して、いち早く知らせ外出自粛や健康観察などに役立ててもらおうと、千葉市が運用を始めました。

店舗や施設に貼り出されているQRコードを読み取って登録しておくと、同じ日に同じ場所で感染者が発生したときは自動的にメールで知らせる仕組みです。

緊急事態宣言の翌日から閉館し、およそ2か月ぶりに2日から再開した千葉市中央図書館では早速、職員がQRコードを印刷して貼り出し、利用者に登録を呼びかけていました。

市内に住む40代の女性は「知らない間にほかの人を感染させてしまうことが心配だったのでこうしたお知らせがあると安心できます」と話していました。

市は、今回のシステムに基づいてメールが届いた場合は保健所に相談するように呼びかけるとともに、店舗や施設で集団感染が発生したときにはウイルス検査を受けられるようにするとしています。