学校で土曜日も授業
休校での遅れ取り戻す 岡山

新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校で遅れた授業を進めるために、岡山県倉敷市の小中学校では土曜日の30日、授業が行われました。

倉敷市笹沖にある葦高小学校ではマスク姿の子どもたちが元気に登校しました。

小学校では感染拡大を防ぐために地区ごとに登校日を分ける「分散登校」を行っていて、このうち6年生はおよそ4割の55人が登校し、合わせて3時間の授業を受けました。

教室では換気のため窓を開けたうえ、子どもどうしの距離を確保していて、国語の授業では文章を読み進めるうえで段落ごとに内容を理解することを学んでいました。

小学校によりますと6年生は今月までに162時間の授業を終える予定でしたが、1か月余り続いた臨時休校で29日までに39時間しか行うことができませんでした。

倉敷市教育委員会ではほとんどの小中学校で、7月までに土曜日の授業をあと4回行うほか今年度は夏休みの期間を8月1日から24日までに短くして授業の遅れを取り戻す方針です。

6年生の男の子は「学校でみんなと一緒に勉強するほうが理解が深まるのでよかったです」と話していました。

6年生の担任の上林雅広教諭は「学び残しがないよう勉強を進めていきたい」と話していました。