輪延期に伴う祝日移動
法案を閣議決定 政府

東京オリンピックの延期に伴って、政府は、29日の閣議で、開会式が行われる来年の7月23日を「スポーツの日」とするなど、3つの祝日を移す法案を決定しました。

東京オリンピックの開催で交通機関が混雑するのを避けるため、政府は、開会式が予定されていたことしの7月24日を「スポーツの日」とするなど3つの祝日を移しました。

しかし大会が1年延期されたことから、政府は来年も開会式が行われる日などを祝日にするための法律の改正案を決定しました。

改正案では、開会式前日の来年7月22日の木曜日を「海の日」に、開会式当日23日の金曜日を「スポーツの日」に、そして閉会式当日8月8日の日曜日を「山の日」にするとしています。

これによって来年は7月22日から25日までが4連休、閉会式前日、8月7日の土曜日から9日の振替休日までが3連休になります。

改正案をめぐっては、政府が当初閉会式翌日の8月9日を「山の日」とする方針でしたが、自民党から、長崎原爆の日を祝日にするのは好ましくないという意見が出された経緯があります。

政府は、今の国会で改正案の成立を目指すことにしています。