売関連 12の業界団体
感染拡大防止のガイドライン

スーパーやコンビニ、デパートやドラッグストアなど小売関連の12の業界団体は共同で、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けたガイドラインをまとめました。

このうち、人との距離を確保するための取り組みの事例として、
▽レジの前などに利用客が並ぶ際は床に目印を付ける、
▽会計を終えたあとに袋詰めをする台を追加する、
▽エレベーターは高齢者や妊婦、障害者が
優先的に利用できるようにすることなどを盛り込んでいます。

また、混雑を緩和するため、
▽滞在時間の短縮や
▽1人または少人数の入店を呼びかけ、
▽必要に応じて高齢者、障害者、妊婦などの
優先時間帯の設定を検討するとしています。

接触感染や飛まつ感染防止の取り組みとしては、
▽レジの前に透明な仕切りを設置する、
▽現金を受け渡すときはコイントレーを使用し、
自動精算機やキャッシュレス決済の利用を促進する、
▽化粧品などのカウンセリングの際には、
利用客の真正面に立つのを避けることなどを
具体的な事例として紹介しています。

さらに商品の陳列や販売方法については
▽総菜など客がみずから取り分ける場合は
パックや袋詰めでの販売に変更し、
▽食料品の試食販売を中止するとしています。

そのうえで、感染予防の観点から接客が従来とは異なることや、一時的な品薄や欠品、数量を制限した販売が行われる可能性があるとして、利用客に理解を求めています。