団感染で全面閉鎖の
大津市役所が業務再開

新型コロナウイルスの集団感染が起きて市役所の本庁舎を全面的に閉鎖していた大津市は、7日から業務を再開しました。

大津市役所では先月、職員11人が新型コロナウイルスに感染する集団感染が起きたため、先月25日から6日までの12日間、市役所の本庁舎を全面的に閉鎖し、およそ1200人の職員を自宅待機させていました。

閉鎖中に新たな職員の感染は確認されず、大津市役所は7日からすべての部署で業務を再開しました。

市は職員を2班に分けて交代で庁舎に出勤する対応を取っています。

住民票の交付などを行う窓口では、待合場所のいすの間隔を空けたり、窓を開けて換気したりするなどの対策を取っていました。

窓口を訪れた70代の主婦は「住民票が必要だったので業務が再開されて本当によかったです」と話していました。

大津市の佐藤健司市長は「市民に多大な心配と不便をかけたことを深くおわびする。今後は感染防止に努めるとともに、市民の命と暮らしを守るため総力を挙げて取り組む」と話しています。