日の人出 感染拡大前比
50~80%減 前日比でも減

大型連休後半の2日目となった3日の全国の人出は、「特定警戒都道府県」の対象地域で、感染拡大前と比べて50%から80%と大きく減少し、前の日に比べてもほとんどの地域で減少しました。

NTTドコモは、携帯電話の基地局の情報をもとにプライバシーを保護した形で全国47都道府県の人出のデータをまとめています。

3日午後3時時点の人出は、感染拡大前のことし1月中旬から2月中旬の休日の平均と比べて、当初の緊急事態宣言の対象地域では、大阪・梅田周辺で88.1%、東京・新宿周辺で83.4%、福岡・天神周辺で80.8%、横浜駅周辺で79.9%、大宮駅周辺で75.5%、兵庫県の三ノ宮駅周辺で73.8%、千葉駅周辺で72.3%、それぞれ減少しました。

これら7つの都府県に加えて、「特定警戒都道府県」に指定されている6つの道府県では名古屋駅周辺で82%、札幌駅周辺は78%、京都駅周辺と金沢駅周辺がいずれも77.6%と前日に続き減少幅が70%を超えています。
また、水戸駅周辺は63.3%、岐阜駅周辺は59.7%の減少でした。

このほかの地域では、仙台駅周辺が72.7%、高松市丸亀町周辺が55.6%、広島市中区紙屋町周辺が75.8%の減少でした。

また、前の日と比べた人出もほとんどの都道府県で、10%から20%程度の減少となりました。

観光地の人出 去年比大幅減 95%も

KDDIは、利用者の同意を得たうえで、スマートフォンの位置情報をもとに、全国の23か所について、主な観光地として、人出をまとめています。

それによりますと、3日の午後3時時点の人出は、全国23か所すべての観光地で、去年の大型連休中の平均と比べると減少していて、▽長野県の軽井沢駅周辺で95.1%、▽三重県の伊勢神宮周辺で94.8%と、減少幅が90%を超えました。

また、▽兵庫県の淡路島の明石海峡大橋周辺で87.8%、▽兵庫県のメリケンパーク周辺で86.8%、▽静岡県の浜名湖内浦湾周辺と栃木県の日光東照宮周辺で、いずれも85.1%の減少となりました。

このほか、▽神奈川県の江の島周辺で78.8%、▽広島市の本通り周辺が73.9%、▽東京・浅草の雷門周辺で72.3%、▽神奈川県の箱根湯本周辺で71.7%、いずれも減少しました。