婦などからの相談
3日で400件超 厚労省

新型コロナウイルスの感染拡大で不安を感じている妊婦などの悩みに助産師が応じる厚生労働省の相談ダイヤルに、開設から3日間で400件以上の相談が寄せられ、対応できないものもあったことから、電話の回線を倍に増やして対応しています。

厚生労働省は、医療機関や自治体の窓口が閉まる連休中、妊婦や小さな子どもがいる母親の不安を和らげようと、先月29日から助産師が応じる相談ダイヤルを開設しています。

今月1日までの3日間に寄せられた相談件数は426件にのぼり、中には対応できないものもあったことから、2日以降は電話の回線を倍に増やして対応しています。

相談者の内訳は妊婦が最も多く261人、出産前後の女性が87人でした。

相談の内容は「微熱があって感染したのではないか」など感染の不安を訴えるものが142件、「感染のリスクがある中で仕事を続けて大丈夫なのか」など、仕事に関するものが66件でした。

厚生労働省は、「外出自粛が続く中、妊婦が孤立して不安を強めているケースが多い。専門の知識をもった助産師に話を聞いてもらうだけでも不安感が和らぐこともあるので1人で悩まず相談してほしい」と呼びかけています。

この相談ダイヤルは今月6日まで、0120-220-273で午前9時から午後5時まで受け付けています。