玉県 入間市にホテル
99室を新たに確保

新型コロナウイルスに感染して自宅待機中だった埼玉県の男性2人が死亡し、軽症患者などの療養先が課題となる中、埼玉県は軽症患者が一時的に療養するホテル、およそ100室を新たに入間市に借り上げたと発表しました。県が確保したホテルは、これで500室を超え、県内の各地域で受け入れ態勢が整いました。

埼玉県内では先月、軽症と診断されて自宅待機中に容体が急変した男性2人が死亡しました。

このため県は、軽症の患者は自宅ではなくホテルで一時的に療養してもらう方針に変更し、ホテルの確保を進めてきました。

その結果、4か所目のホテルとして入間市内の「入間第一ホテル」の99室を新たに確保したということです。

県内で軽症患者向けに確保されたのは合わせて514室となり、県内の各地域で受け入れ態勢が整いました。

県によりますと、各ホテルには医師や看護師などが待機し、血液中の酸素濃度を測る医療機器の配備も進めて、患者の容体急変に備えることにしています。

埼玉県内では医療機関のベッドの確保が追いつかないため、自宅で待機している感染者が200人以上いるということで、県は合わせて1000室のホテルの確保を目指すことにしています。