たに入院患者3人死亡
練馬光が丘病院の集団感染

新型コロナウイルスの集団感染が起きている東京・練馬区の「練馬光が丘病院」では、30日までに入院患者や看護師など37人の感染と、このうち入院患者2人の死亡が明らかになっていました。練馬区は1日、さらに入院患者3人が死亡したことを明らかにしました。

また入院患者2人と医師や看護師など13人の合わせて15人の感染が新たに確認されたということです。

これで練馬光が丘病院に関係する感染者は52人になり、このうち入院患者の5人が死亡したことになります。

練馬区は病院の立ち入り調査などを行ってきましたが、PCR検査が必要と思われる関係者の検査は終了したということです。

病院では外来の診療や救急患者の受け入れを見合わせていて、再開の見通しはたっていないということです。

墨田区の病院では33人感染 うち2人死亡

墨田区は、区内にある民間の病院で入院患者と職員合わせて33人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。

区によりますと、4月27日、病院から「発熱した人が複数発生した」と相談があり、保健所が病院に立ち入り調査して入院患者や職員のPCR検査を行いました。

その結果、29日、入院患者29人と職員4人の合わせて33人が新型コロナウイルスに感染していることがわかったということです。

また病院のホームページによりますと感染した33人のうち、2人が死亡したということです。

山田記念病院は「感染経路は調査中です。保健所の調査・指導を受け、新規の入院を原則中止し、感染が拡大することのないよう努めてまいります」としています。

さいたま 感染確認の病院で80代女性患者が死亡 院内感染か

さいたま市は、市内の病院に骨折で入院し、院内で新型コロナウイルスに感染したと見られる80代の女性が、1日に死亡したと発表しました。

女性は、さいたま市にある「彩の国東大宮メディカルセンター」に先月9日、骨折で入院し、治療を受けていました。

この病院では、理学療法士や看護師、それに入院患者の感染が確認されていて、この女性も感染者と接触があったとして検査を行ったところ、27日陽性と確認されました。

市では、女性は院内感染と見られるとして、亡くなった詳しいいきさつを調べるとともに、同じ病棟に入院する患者に対し、PCR検査を進めることにしています。

埼玉県内で感染が確認された人で死亡した人は、これで36人になりました。