団感染の福祉施設を支援
食事届ける 千葉 松戸

千葉県松戸市では、高齢の入所者や職員の集団感染が発生し買い物にさえ出られない状況になっているという福祉施設の職員を支援しようと、周辺の施設が協力して温かい食事を届ける取り組みが始まりました。

千葉県松戸市の介護老人保健施設「あきやまの郷」では、これまでに入所者29人、職員6人の合わせて35人の集団感染が確認され、このうち入所者13人が死亡しました。

感染した入所者の多くが施設内で治療を続けていて、「あきやまの郷」では患者の対応などに追われ、職員が食事や買い物などのため外出できない状況になっているということです。

このため高齢者福祉に関わる市内3つの事業所が協力して施設の職員に温かい食事などを届ける取り組みを始めました。
30日は社会福祉法人「気づき」の佐塚みさ子さんたち2人が、スパイスのきいたカレーおよそ30食分を地元のカレー店で仕入れ、車で届けていました。

佐塚さんは「職員の皆さんが大変な思いをしながら頑張っていると聞いて少しでも力になれたらと思い、昼食を届けました。これ以上感染が広がらないよう祈っています」と話していました。