新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることなどから、石川県教育委員会は、来月１日までとしていた県立高校などの休校の期間を来月29日まで延長し、学校の再開は６月１日とすることを決めました。

石川県教育委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、県立の高校や中学校、それに特別支援学校の合わせて56校について、来月１日まで休校とする措置を取ってきました。

これについて県教育委員会は、感染拡大が続いていることや保護者から登校への不安の声が届いていることから、来月29日まで休校の期間を延長し、学校の再開は６月１日とすることを決めました。

県教育委員会は、休校期間中、インターネットで授業の動画を配信するなどして家庭学習の支援を行うとしています。

休校の延長について、谷本知事は「本来は国の緊急事態宣言の延長を受けて決めるべきだが、学校側の準備の時間も必要なため早い判断をすべきだと考え決断した」と述べました。

一方、入学や新学期の開始の時期を９月に変更するよう求める声が出ていることについて、谷本知事は「社会全体に大きな影響があり、単純な問題ではない。しっかり議論すべきだ」と述べました。