官邸の話通訳者に
フェイスシールド寄贈

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、政府の記者会見で手話通訳にあたる人たちに活用してもらおうと、埼玉県内の企業などが顔全体を覆う透明なフェイスシールドを総理大臣官邸に寄贈しました。

埼玉県のシート製造会社の木村嘉宏社長らは29日、総理大臣官邸を訪れ、杉田官房副長官と面会しました。

そして、安倍総理大臣などの記者会見で手話で内容を正確に伝えるため、マスクを外して口の動きや顔の表情を交えて通訳にあたる人たちに活用してもらおうと、顔全体を覆う透明なフェイスシールドを合わせて200個分、寄贈しました。

これに対し杉田副長官は「おかげで安心して手話通訳の人にも仕事をしてもらえる」と述べ、謝意を示したということです。

木村社長は記者団に対し「手話通訳の方は、マスクをつけたくても、どうしても口元が隠れてしまう。少しでも役立ててもらえればありがたい」と話していました。