りながらパトロール
空き巣防止を 北海道 伊達

休業要請を受けて人出が減った繁華街での空き巣の被害を防ぐため、北海道伊達市では地元のランニングサークルが走りながらパトロールする取り組みを始めました。

北海道がバーなどの飲食店に休業を要請し外出の自粛を呼びかける中、伊達市では、人出が減った繁華街で休業中の店舗を狙った空き巣の被害が増えないか懸念が広がっています。

こうした中、ふだんは子どもたちの見守り活動をしている地元のランニングサークルが、繁華街を走りながらパトロールする取り組みを始めました。

28日は、サークルの代表が警察や飲食店組合の案内で休業している店の場所などを確認したあと、実際に走りながら不審な人物がいないかやドアが開けられた店がないかを確認しました。

サークルのおよそ70人のメンバーは、それぞれランニングを楽しみながら繁華街をパトロールすることにしています。

ランニングサークル「ガードランナーズ」の小名宏代表は、「空き巣被害が1件も出ないよう微力ながら協力したいです。防犯のためなのでゆっくり確認しながら走ります」と話していました。

伊達飲食店組合の辻浦義浩組合長は「市内のバーやスナックはほとんど休んでいて、人の出入りもないのでとても助かります」と話していました。