奥多摩町の孤立地区 来月
解消へ 台風で道路崩落
去年の台風19号で東京・奥多摩町では山間部の道路が崩落し、およそ40世帯が孤立状態となっていますが、来月7日から仮設道路が通行できるようになりおよそ7か月ぶりに孤立が解消されることになりました。
奥多摩町の日原地区では去年10月の台風19号で、地区につながる唯一の道路が崩落し、今も7キロ余りで通行止めが続いていて、およそ40世帯70人が孤立した状態となっています。
道路を管理する東京都によりますと、このほど仮設の道路が完成し、来月7日の午前10時に通行止めが解除される見通しになったということです。
仮設の道路のため、片側の交互通行で大型バスなどは通れませんが、台風からおよそ7か月ぶりに地区の孤立は解消されることになります。
ただ地区にある日原鍾乳洞などの観光施設は休業が続いているほか、新型コロナウイルスの感染拡大もあり、町では観光での訪問は自粛してほしいと呼びかけています。
東京都は崩落現場の本格的な復旧工事を進め、年内には完全復旧させる方針です。
一方、台風19号による被害で同じく通行止めが続いている東京・立川市と日野市を結ぶ日野橋は復旧工事が終わり、来月12日の午前10時に通行止めが解除されることになりました。