皇嗣の礼 国事行為で
行うことを閣議決定

政府は24日の閣議で秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」になられたことを内外に広く伝える、来月の「立皇嗣(りっこうし)の礼」の2つの儀式を憲法で定める国事行為として行うことを決定しました。

国事行為として行うことが決まったのは、「立皇嗣の礼」の2つの儀式である「立皇嗣宣明(せんめい)の儀」と「朝見(ちょうけん)の儀」です。

このうち、秋篠宮さまが「皇嗣」になられたことを宣言する「立皇嗣宣明の儀」は来月19日午前11時から15分程度、皇居 宮殿「松の間」で行われます。

続いて午後4時半からおよそ30分間、同じく「松の間」で「朝見の儀」が行われ、「立皇嗣宣明の儀」のあと天皇皇后両陛下が秋篠宮さまと初めて会い、「謝恩の辞」を受けられます。

「立皇嗣の礼」をめぐって政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、祝宴にあたる「宮中饗宴の儀」を取りやめ、「立皇嗣宣明の儀」の招待者を当初のおよそ350人から50人程度に絞り込んだほか、儀式が行われている間「松の間」の障子やガラス戸を開けて換気を行うなどとしています。