議院 車いす用の
福祉車両3台を導入

障害のある議員が円滑に活動できるようにしようと、車いすのまま乗り降りできる福祉車両3台が、11日から参議院に導入されました。

参議院では、重度の障害があるれいわ新選組の議員2人と、車いすを使っている国民民主党の議員からの要望を踏まえ、移動手段として車いすで乗り降りできる福祉車両合わせて3台が11日から導入されました。

これを受けて見学会が開かれ、議院運営委員会の与野党の理事らが実際に車いすに乗って福祉車両に試乗しました。

参議院によりますと3台の購入費用は合わせて1000万円余りで、予備の公用車を売却するなどして参議院の予算から捻出したということです。

松村議院運営委員長は「福祉車両でスムーズに議員活動を行い、国民の負託に応えてもらいたい」と話していました。

れいわ 木村氏「障害者の社会参加が当たり前に」

重度の障害がある、れいわ新選組の木村英子参議院議員は「合理的配慮が国会の中でも広まり、あらゆる障害者がそれぞれの障害に合った配慮を受けることで、当たり前に政治に参加できるようになっていくよう強く働きかけたい。障害者の社会参加が当たり前の世の中になるよう、これからも活動する」というコメントを出しました。