大会 自民は延期
維新は中止 社民は時間短縮

自民党は、党所属の国会議員や全国の地方議員など、3000人以上が参加する党大会を来月8日に東京都内のホテルで予定していました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、対応を検討した結果、複数の党幹部によりますと、党大会を延期する方針を固め、21日正式に決定するということです。

延期後の開催時期は、状況を見ながら判断する考えで、党大会で決定する予定だった、ことしの運動方針などは、来月、両院議員総会を開いて決めることを検討しています。

維新 党大会を中止

日本維新の会は来月22日に大阪 北区のホテルで、党所属の議員や党員などおよそ500人が出席して、党大会を開く予定でした。

これについて松井代表は20日、記者会見で「新型コロナウイルスが終息すればありがたいが、その時の状況が分からないので、多くの人が集まる党大会は中止ということで判断した」と述べ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中止することを明らかにしました。

日本維新の会によりますと、党大会で議決する予定だった新年度の予算や活動方針などについては、党員から委任状を集めて対応することを検討しているということです。

社民 党大会の時間短縮

社民党は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、20日の常任幹事会で、22日と23日に予定している党大会の運営方法を協議しました。

その結果、2日間で開催する方針は変更しないものの、感染拡大の防止につなげるため議案の読み上げを行わず配付のみにするなどして、時間を短縮することを決めました。

このほか発熱などのかぜの症状がある人は欠席するよう呼びかけるほか、会場にアルコール消毒を置くなどして、対応に当たることにしています。

党大会には国会議員や全国の地方組織の代表など、およそ200人が出席し、党首選挙を行うほか、立憲民主党との合流について議論することにしています。

吉川幹事長は記者会見で「党大会の重要性を踏まえ、必要な議論は行うが、できるかぎり時間の短縮を図りたい」と述べました。