ット投票の実証実験
「在外投票」で導入検討

海外で暮らす有権者を対象に、国政選挙での導入が検討されているインターネット投票の実証実験が5日、都内で行われました。

国政選挙の投票率のアップにつなげようと、総務省は海外で暮らす有権者が行う「在外投票」に、インターネット投票を導入することを検討していて、必要なシステムの開発も進めています。

そのシステムの実証実験が5日、東京 世田谷区で行われ、有権者役として、世田谷区の職員らも参加しました。

スマートフォンの専用アプリで、マイナンバーカードを読み取ってパスワードを入力すると、投票画面が表示される仕組みになっています。

投票先を選んだ職員たちがデータを暗号化するために、再びマイナンバーカードの読み取りと、パスワードの入力をして送信すると、集計用のパソコンに得票数が表示されました。

参加した職員は「操作は簡単で使いやすかったです」と話していました。

総務省選挙課の土屋直毅企画官は「今後はセキュリティー対策の検討を進めるなど、着実に準備を進めていきたい」と話していました。