風19号の被害受け
4千億円超の治水対策計画

去年の台風19号で大きな被害が出た7つの水系について、政府は、各自治体と連携し、今後5年から10年で、合わせて4200億円余りをかけて、治水対策を進める計画をまとめました。

去年10月の台風19号では、阿武隈川や信濃川、それに那珂川など、7つの水系で河川の増水による浸水など大きな被害が出ました。

これを受けて、政府は各自治体と連携し、今後5年から10年で、合わせて4200億円余りをかけて進める「緊急治水対策プロジェクト」をまとめました。

具体的には、7つの水系で、堤防の整備といったハード面と避難計画の策定などソフト面の対策を実施するとしています。

政府は、災害からの復旧・復興のための費用などを盛り込んだ今年度の補正予算案が30日、国会で成立するのを受けて「緊急治水対策プロジェクト」を発表することにしています。