岡元官房長官が
死去 88歳

官房長官などを歴任した自民党の村岡兼造元衆議院議員が25日、亡くなりました。88歳でした。

村岡氏は秋田県出身で、県議会議員を経て、昭和47年の衆議院選挙で旧秋田2区から立候補して初当選し、通算で9回当選しました。

この間、平成元年には宇野内閣の郵政大臣として初入閣し、第2次海部改造内閣で運輸大臣、第2次橋本改造内閣では官房長官を務めました。

また、自民党の国会対策委員長や総務会長を務めるなど、要職を歴任しました。

しかし、平成15年の衆議院選挙では、秋田3区から立候補したものの落選し、政界を引退しました。

その後、自民党旧橋本派の政治団体が、日本歯科医師会側から提供された1億円を収支報告書に記載しなかった問題で、当時、派閥の会長代理を務めていた村岡氏は、政治資金規正法違反の罪に問われ、有罪が確定しました。