正予算案 防衛費
過去最大4200億円余り

防衛省は、13日の臨時閣議で決定した今年度の補正予算案に地上配備型の迎撃ミサイルPAC3の改良費などを盛り込み、1回の補正予算としては過去最大となる4200億円余りを計上しました。

具体的には、
▽北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返していることを踏まえミサイル防衛能力の強化を急ぐ必要があるとして、地上配備型の迎撃ミサイルPAC3の改良費として789億円、
▽すでに取得契約を済ませている航空自衛隊のステルス戦闘機F35Aの支払いに充てる費用として652億円、
▽不審な小型無人機=ドローンに対処する器材を整備する費用として22億円を計上しています。

1回の補正予算としては過去最大となったことについて防衛省は「日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、少しでも装備品の調達や配備を早めるためだ」と説明しています。