ジノ管理委 初代委員長
元高検検事長 北村氏起用へ

カジノを含むIR=統合型リゾート施設をめぐり、政府は、事業者の審査などにあたる「カジノ管理委員会」の初代委員長に、元福岡高等検察庁検事長の北村道夫氏を起用するなどとした人事案を国会に提示しました。

「カジノ管理委員会」は、委員長と4人の委員で構成され、カジノの運営を申請した事業者の審査や、免許を与えられた事業者の事業運営の監視にあたる機関で、来年1月7日に発足します。

政府は、この「カジノ管理委員会」の初代委員長に、元福岡高等検察庁検事長の北村道夫氏を起用するなどとした人事案を衆参両院の議院運営委員会の理事会に提示しました。

北村氏は67歳。
昭和52年に検事になり、仙台高等検察庁と福岡高等検察庁の検事長などを歴任したあと、平成27年から去年まで防衛省の防衛監察監を務め、南スーダンに派遣されたPKO部隊の日報をめぐる問題の監察にあたりました。

また、委員には元国税庁名古屋国税局長の氏兼裕之氏、精神科医師の渡路子氏、慶應義塾大学大学院特任教授の遠藤典子氏、元警視総監の樋口建史氏をあてるとしています。

また、13日の理事会ではNHKの経営委員会の3人の委員の人事案も示されました。

政府は、これらの人事案について、速やかに今の国会で同意を得たい考えです。