田博美 前自民党
参議院幹事長が死去

自民党の参議院幹事長などを務め、安倍総理大臣の政権運営を支えた吉田博美 総裁特別補佐が、26日、東京都内の病院で亡くなりました。70歳でした。

吉田氏は、自民党副総裁を務めた金丸氏の秘書を経て、県議会議員を5期務めた後、平成13年の参議院選挙に長野選挙区から立候補して初当選し、通算で3回当選しました。この間、国土交通政務官や党の幹事長代理などを歴任しました。

第2次安倍政権発足以降は、参議院の国会対策委員長や幹事長を務め、安全保障関連法など重要法案の成立に尽力するなど、国会運営に手腕を発揮したほか、所属する竹下派を中心に参議院自民党を束ね、安倍総理大臣の政権運営を支えました。

吉田氏は、体調不良を理由に、ことし7月の参議院選挙に立候補せずに引退し、東京都内の病院で療養していました。

8月には、安倍総理大臣が病院を訪れて吉田氏を見舞い、自民党の総裁特別補佐に起用されていました。