方領土 試験的な観光
ツアー 景勝地めぐる計画

北方四島での共同経済活動として初めて行う試験的な観光ツアーについて、外務省は今週11日から6日間の日程で、国後島と択捉島の景勝地などをめぐるとした計画を発表しました。

北方四島への観光ツアーは、ことし6月の安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領の首脳会談で、四島での共同経済活動として試験的に行うことで合意しています。

外務省が7日正式に発表した計画によりますと、ツアーは今月11日から16日までの5泊6日の日程で北海道の根室港から船で国後島に入り、ロシア正教の教会や景勝地をめぐるほか、択捉島の温泉などを訪ねることにしています。

参加者はおよそ50人で、費用は30万円前後となり、すでに東京の旅行会社が募集を終えているということです。

政府としては今回のツアーを通じて、共同経済活動を進める際の課題を洗い出すとともに、平和条約の締結に向けた機運を高めたい考えです。