R誘致準備の補正予算案
市議会委員会で可決 横浜

カジノを含むIR=統合型リゾート施設をめぐり、横浜市議会の委員会で誘致に向けた準備のための補正予算案の採決が行われ、自民党と公明党の賛成多数で可決されました。

カジノを含むIRを誘致する方針を表明した横浜市は、9月の定例市議会に準備を本格化させるための費用、2億6000万円を盛り込んだ補正予算案を提出しています。

17日はIRについて議論してきた「政策・総務・財政委員会」が開かれ、採決に先立ってそれぞれの会派が意見を述べました。

自民党と公明党は人口減少や少子高齢化が課題となる中、経済効果や税収の増加を期待して、市がIRの誘致を進めることに理解を示しました。

一方、立憲民主党や国民民主党などでつくる会派と共産党、それに無所属の議員はカジノに頼った財政の在り方を批判し、治安の悪化などを理由に反対する市民の声が反映されていないことを挙げて反対の姿勢を示しました。

このあと予算案の採決が行われ、自民党と公明党の議員が賛成し、賛成多数で可決されました。

さらに誘致撤回を求める市民からの請願について採決が行われ、自民党と公明党の議員の反対で不採択となりました。

カジノを含むIR誘致の関連費用を盛り込んだ補正予算案は、今月20日の本会議で採決が行われる予定です。