五輪・パラのさ対策
人工雪降らせ効果を検証へ

来年の東京オリンピック・パラリンピックの暑さ対策として大会組織委員会は今月12日から行われるカヌーのテスト大会で、降雪機で人工の雪を降らせて効果を検証することになりました。

来年の東京大会に向けて、会場運営をチェックするテスト大会は、競技ごとで開かれていて、暑さ対策の検証は重要課題の1つとなっています。

このうち、ボートとカヌーの競技会場となる東京・臨海部の「海の森水上競技場」は、整備費用の削減のため施設の規模が見直され、観客席の屋根は一部にしかありません。

先月行われたボート競技のテスト大会で直接日ざしを浴びる形になっていたことから、熱中症を懸念する声があがっていました。

このため組織委員会は今月12日から行われるカヌースプリントのテスト大会で暑さを和らげようと観客席に人工の雪を降らせる考えを明らかにしました。

雪は小型の降雪機を使って1日1トンほど降らせる計画で、観客に見立てた職員から聞き取りを行うほか、測定機器を使って暑さ指数の数値がどこまで下がるのかを検証することにしています。

組織委員会大会運営局の森泰夫次長は「暑さ対策としての可能性を試したい。有効であれば本番の計画に入れていく」と話しています。