書バリアフリー法案成立

目の不自由な人や、発達障害の人たちの読書環境を改善する対応を国などに求める法律が、21日の衆議院本会議で、全会一致で可決され、成立しました。

「読書バリアフリー法案」は、目の不自由な人や発達障害で文字を読むのが困難な人たちなどの読書環境を改善しようと、超党派の議員によって提出され、19日に参議院を通過しました。

そして、21日の衆議院本会議で採決が行われた結果、全会一致で可決され成立しました。

法律は、国と地方自治体に対し、地域の図書館などで、点字の本やパソコンなどで再生できる音声データを充実させるよう求めています。

また、ボランティア団体などが、電子書籍をつくるのを支援することや、電子書籍の普及に必要な措置を講じることも国に求めています。

このほか、点字の本や電子書籍を作れる人材を育成する研修の実施なども行うよう、国と地方自治体に求めています。