本の若者「自己肯定感」
欧米あわせた6か国で最低

政府が18日に閣議決定した「子供・若者白書」によりますと、日本の若者が自分自身に満足していたり、長所があると感じていたりする割合は、各国の中で最も低くなりました。

ことしの「子供・若者白書」では、去年11月から12月にかけて、13歳から29歳の男女を対象にインターネットを通じて意識調査を行い、同様の調査を行ったアメリカやドイツなど6か国と比較した結果を特集しています。

それによりますと、
▼「自分自身に満足している」と回答した人は、
▽最も高いアメリカの86.9%に対し、
▽日本は45.1%にとどまりました。

▼「自分には長所がある」と答えた人も、
▽最も高いドイツの91.4%に対し、
▽日本は62.3%と
前回5年前の調査に続き、いずれも各国の中で最も低くなりました。

一方、特集では、いわゆる「ひきこもり」について内閣府が去年、40歳から64歳を対象に行った初めての調査も取り上げ、
▽ひきこもりの期間が7年以上に及ぶ人が半分近くに上ったこと、
▽きっかけとして「退職」を挙げる人が最も多かったこと、などを指摘しています。