島県内の全漁港再開へ
富岡漁港が再開の見通しで

東日本大震災と原発事故のあと、福島県内の漁港で唯一、再開されていなかった富岡町の富岡漁港が近く、8年ぶりに再開される見通しになったことが分かりました。これで福島県内に10か所ある漁港のすべてが利用できるようになります。

かつてカレイやヒラメなど、味のよい「常磐もの」と呼ばれる魚の漁の拠点だった富岡町の富岡漁港は、東日本大震災の津波で岸壁や防波堤などが壊れたうえに、原発事故に伴う避難指示が出され、利用できなくなっていました。

漁港がある地域の避難指示はおととし4月に解除されて、復旧工事や漁業施設の整備が進み、富岡町などによりますと8年ぶりに再開のめどが立ったということです。

富岡漁港に所属する船は現在、いわき市や浪江町など別の漁港に避難していて、今後、漁業者それぞれの状況に応じて順次、船が戻る見通しだということです。

町と地元の漁協は、漁船や漁業者が港に戻ることを記念した「帰港式」を来月にも開く方向で調整を進めています。

富岡漁港が再開されれば、8年ぶりに福島県に10か所ある漁港のすべてが利用できるようになります。