輪渋滞対策案 首都高
時間で1000円程度上乗せ

東京オリンピック・パラリンピック期間中の渋滞対策の一環として、政府や東京都などは首都高速道路の通行料金を、土日や祝日を含め、午前0時から午前4時は半額程度に引き下げる一方、午前6時から午後10時はマイカーなどを対象に1000円程度上乗せするなどとした対策案をまとめました。

東京オリンピック・パラリンピックで選手や観客などを円滑に輸送するため、交通渋滞の対策が大きな課題となっていて、政府や東京都などは首都高速道路の交通量を抑制するための対策案をまとめました。

それによりますと、首都高速道路の通行料金について、大会期間中は土日や祝日を含め、午前0時から午前4時まですべての車両を対象に全線で半額程度まで引き下げる一方、午前6時から午後10時まではタクシーやバスなど公共交通や物流を担うトラックなどを除き、マイカーなどは東京都内で1000円程度上乗せするとしています。

また開会式と閉会式が行われる日は多くの選手や大会関係者などの移動が必要になるとして、大会関係車両などを除く、ほぼすべての車両を対象に、長時間の通行止めを行うとしています。

政府や東京都などはこの対策案をもとに議論を行い、ことし8月にも大会期間中の総合的な渋滞対策を決定したい考えです。