軍・カナダ軍と弾薬など
相互提供へ 参院で協定可決

自衛隊とフランス軍、カナダ軍との間で、食料や弾薬などを相互に提供し合えるように定めた協定が、8日の参議院本会議で自民・公明両党などの賛成多数で可決され、承認されました。

日本がフランス、カナダそれぞれと結ぶACSA=物品役務相互提供協定は、安全保障分野での協力を強化するため、自衛隊とそれぞれの軍との間で、食料や燃料、弾薬などの物品や、輸送などの役務を相互に提供し合えるように手続きを定めたものです。

参議院本会議では協定の採決が行われ、自民・公明両党や日本維新の会などの賛成多数で可決され、承認されました。

協定は、フランス、カナダと正式に公文を交換したうえで、来月にも発効する見通しです。

日本政府は、外国での邦人保護や大規模災害への備えを強化するため、これまでにアメリカやオーストラリア、イギリスと同様の協定を結んでいて、今後インドとも交渉を進める方針です。