スペシャルインタビュー

スペシャルインタビュー 第3回 上地雄輔さん

2019年2月22日公開

いよいよ最終局直前!アルファを目指す真田信繁役の“上地雄輔さん”にインタビューしました!

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Q:まずは上地さん演じる真田信繁の役どころについてお聞かせください。

上地さん:
一度は将棋のプロを目指して挫折するんですけど、将棋に未練があって自分の中で迷い葛藤して、もう一度再びその世界を目指し、絶対王者アルファになるっていう、夢を掲げて挑む一匹狼です。真田を支えてくれる女性や、お世話になっている師匠がいるのですが、基本的には将棋は一対一の指し合いですので、そういった意味で一匹狼、不器用で武骨な男なんです。改めて自分は将棋しかないんだということに気づいて再び挑戦する、男臭い不器用な役です。

Q:撮影にあたり、将棋についてはどのようにお考えでしたか?

上地さん:
小さい頃、小学校の将棋倶楽部に入っていました。たまにテレビで将棋の番組を見たりもしていました。でも今回の役をやる上で、改めてインターネットで将棋の動画を見たり、いろんな癖があるプロの人たちを調べて、真田という人物をどうやって作っていくかという事を考えました。プロ棋士の指し方や、手つき、雰囲気というか、オーラというか、人間臭さというか、ある意味怖さみたいな、なんていうんだろう、不思議な雰囲気みたいなものを出せたらいいなと。まあやっぱり普通の人が見たらちょっと不思議な世界なので、その人柄を色々見たり調べたりしました。色々なプロの人達がいるんだということを改めて知って面白かったですね。

Q:駒の指し方や振る舞いを大変意識されたと思いますが、どのような稽古をされたのですか?

上地さん:
(将棋指導の)門倉先生達に色々聞いたり、先生達にはこういう打ち方の人もいるんですよ、こういう身なりの人もいるんですよ、とか教えてもらいました。駒を家でパチパチパチパチずっと持っていましたね。「盤上のアルファ」の現場でも、ほかの違う現場でも将棋の駒を触るようにしていました。
真田の役作りにしても、先生達と「真田って親指に力入れるよね」、「こんな人いる?」、という形で自分の真田らしさというものを探しながら、意見を聞いたり、これはアリかナシかみたいなことで作っていきました。

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Q:真田と言えば関西ことばですが、撮影スタッフが上地さんを関西出身と間違えるほどでした。

上地さん:
比嘉さんにも言われました。全然、関西人じゃないです(笑)。

Q:今回役作りに当たって関西ことばはいかがでしたか?

上地さん:
そうですね、やっていて楽しかったですね。関西の中でも場所によってニュアンスが違うので、方言指導の先生とも真田は多分関西の中でもローカルの出身なのでこっちの言い方の方がいいんじゃないですか、みたいな形で先生と相談しながらやりました。玉木(宏さん)がたまにアドリブを入れてきたりするので、その時の「なんでやねん」も、どの言い方がローカルな関西っぽいかなっていうのも考えながら。根強い関西ことばと言いますか、関西の方が見ても「うわー、おるおるこういう奴」って感じられるようにしたかったです。

Q:お芝居の中で自然と関西ことばは出てきましたか?

上地さん:
方言指導の先生に関西ことばのセリフ回しを言って頂いて、ずーっと何回も何回も聞いて。で、あとは自分の感情を乗せていくっていう作業を最初にしました。そうしたら段々耳慣れしていったというか。

Q:プライベートでもつい出ちゃうとか?

上地さん:
それはないっすねー(笑)あ、でもちょっとあったかも!やっぱりずっと聞いているんで。
音楽もそうですけど、関西ことばのリズムがあるから耳慣れすると、口からパッと出ちゃいますもんね。

Q:真田という人物は上地さんご自身と重なる部分はありますか?

上地さん:
やっぱり自分も弱さがあって、もういいやって思ってしまう時もあるんです。それでも捨てきれないものがあって、そういった意味で真田の気持ちはものすごく分かるし、恥を忍んで再度挑戦するっていう力強さみたいなものも、分からないですけれど自分の中にもあるような気がしていて。僕もそういうことすごくあったので。
僕、色んな意味で人より、多分笑われる事が多いんですよ、人生で(笑)。笑わせているのか、笑われているのかわからないですけど、多分人より笑われちゃったことがいっぱいあって。芸能界やるって言った時もみんなに笑われたし。バラエティ行ったら、バラエティなんて絶対無理だよって言われたし。音楽もそうですけど。歌得意じゃないだろ、とか。楽器も出来ないし、音符も読めないんだから止めとけって、めちゃくちゃ止められたから。初めの時も、皆にポッと出の奴が出てきたと思われたと思うんです。それでも笑われないようにしたわけではなくて、笑われても自分のやりたいこと、揺るがないものを探しながらやってきたので。そう言った意味では真田と近いかもしれない。
今こうやって質問されて考えると、やっぱりそこかもしれないですね。

Q:玉木宏さんとはプライベートでも親交があるとお聞きしましたが、今回初めて共演されていかがでしたか?

上地さん:
共演出来るって聞いたときはすごく嬉しかったです。共演して本当に良かったなって思うし、こうやって共演して尚更好きになりました。

Q:芝居のフィーリングも?

上地さん:
すっごい良かったです(笑)。僕はすごくやりやすかったですね。あいつもそう思ってくれていると嬉しいですけど。皆に初めてとは思えないって言われました。
また二人でやりたいですね。これパート2やって欲しいですね。

Q:近藤正臣さんや石橋蓮司さん、お二人とも真田の師匠ですが、共演に当たって意識したことはありますか?

上地さん:
もう大先輩ですし、僕が芸能界に入る前から活躍されている方たちなので、共演できるだけですごく嬉しかったし、ありがたいなと思いながら臨みました。

Q:現場ではどういう感じでしたか?

上地さん:
お二人とも本当に、もう気さくな方々で。石橋さんは他の作品でご一緒する事は何度かあったんですけど、ちゃんとお芝居で絡んだのは初めてだったので、とても勉強になりました。やっていて楽しかったですね。

Q:師匠と弟子、という関係で意識されたことはありましたか?

上地さん:
やっぱり、「間」を意識しました。石橋さんはどこか父と子のような距離感、近藤さんは師匠と弟子という距離感をちゃんと保たないと物語としてのバランスがおかしくなってしまうので、そこに気をつけました。でも本当に自然に入れました。

Q:思い出に残ったシーンをひとつ挙げてください。

上地さん:
これ難しい、いっぱいあるな(笑)。なんだろう。
最終回の最後の対局のシーンで指し終わった時に、顎をあげて天井を見上げるんですけど、その時真田が自分の中に入っていたので、涙がもう止まんなくなって、嗚咽するくらいずっと泣いていたんです。カット掛かったあとに、監督も止められませんでしたって言ってきて。そのシーンにすごく思い入れが残っています。でも出来上がりを見て、泣いてるところ使ってなかったんですよね。でも逆に真田はそこで涙を流さない方が物語として成立しているので、自分の気持ちも泣くことで消化できたし、作品としても「盤上のアルファ」として消化出来ているので、どっちもすっきりしたというか。すべてはあそこに向けて一話から始まっているので。

Q:最終回に向けて、見どころを一言お願いします。

上地さん:
見どころいっぱいあるな(笑)。見ていてすごく熱い思いになる最終回です。僕だけではなくて、秋葉もそうだし師匠も全員そうですけど、器用な人が一人も出てないドラマなんです。だから役柄全員に共感できる作品だと思います。今まで一話から見てない人でも、最終回だけ見てもめちゃくちゃ感動すると思います。だから是非見て欲しいですね。
不器用な人達だらけのドラマですけど、だからこそ皆愛おしい、悪者が誰もいないドラマです。皆の気持ちになってご覧頂けたら嬉しいなって思います。

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「盤上のアルファ」への熱い想いを語ってくれた上地さん!ありがとうございました!

真田の運命はいかに!?
24日(日)最終回「さらば友よ」です。
夜10時のNHKBSプレミアム、ぜひご覧ください!

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