スペシャルインタビュー

スペシャルインタビュー 第2回 森下大地さん

2019年2月15日公開

棋士九段・森下卓さん、息子で若手俳優の森下大地さん!親子共演!
奨励会2段 水上哲也役の“森下大地さん”にインタビューしました!

写真

Q:役どころを教えて下さい。

森下さん:
プロ棋士を目指す奨励会員・二段という設定で、九段のプロ棋士を父に持つけれども自分の才能の限界を感じて悩んでいる青年という役どころです。

Q:この番組に出演していかがでしたか。

森下さん:
水上哲也の心情には、伸び悩んでいる人間特有の焦りというものがあり、それが対局以外のシーンでも描かれています。表現できる幅が広がるので、そういうシーンを作っていただけたことがうれしかったです。
今回、将棋のプロを目指すことは難しいということだけではなく、真田のような型破りな相手に対し、正攻法で伸し上がってきている哲也の「ここで絶対に決めないといけない!」という焦りを表現しました。

Q:お父さんとの共演の話がきたときはいかがでしたか。

森下さん:
「将棋のプロ棋士を父にもつ」という設定が実際の僕と合っていたので驚きましたが、楽しみでした。実は父とは「出るよ」くらいしか話していないんです。

Q:お父さんこのお話を断ると思いましたか?

森下さん:
断るという選択肢はなかったと思います。出る気満々!、嬉しかったのでしょうね。

写真

Q:お父さんとの共演シーン、演じてみていかがでしたか。

森下さん:
父が緊張していたというのもあって、撮影現場ではセリフ以外はしゃべっていないです。本当の親子なのに、水上親子という役という変な感じはありましたが、小さい時から父が将棋を指す姿は元々見ていましたので、父の姿自体に違和感はありませんでした。
父は焦ってセリフを間違えていたんです。でも、将棋を指すシーンではビシッとした迫力を受けましたね。盤を通して対面することは今まで無かったのですが、やはりプロのパワーを身近で初めて感じました。

Q:役作りのためにお父さんから指導を受けたりしましたか。

森下さん:
父からの指導は受けていないです。この撮影に入る前に、このドラマの将棋指導の門倉五段からの指導を受けた後、将棋盤は自分で持っているので、自主練習しました。駒をカチカチとプロっぽくできるようにならないかなと。仕草自体は、父の姿が目に焼き付いていたので、それをイメージしました。

Q:ご自身は囲碁をされていますが、将棋の指し方は囲碁のときと比べていかがでしょう。

森下さん:
囲碁と将棋、打つ(指す)強さは僕の場合同じみたいです。そーっと置く人もいらっしゃるのですが、僕は意識なく、同じ強さで音が出ているようです。僕は真似ごとでパチパチやっているくらいですけど、父は迫力というか、体の使い方が全然違います。手とか腕だけで打つのではなくて、体で打つんです(と言って、右肩を後ろから前にひねり出すような仕草をしていました)。

Q:撮影を終えて、お父さんと話しましたか?

森下さん:
全く話していないです。ドラマ自体も別々で見ています。

Q:いままでの作品については?

森下さん:
直接「見たよ」と言われた記憶はないです。見てくれてはいるんですけど。
この番組の予告がちらっと出ていて、僕は父が出ているのを見て、おっ!となりました。
あまり父としゃべることが無いんです。撮影現場でもしゃべっていないですし。母とはわりとしゃべりますね。ドラマの感想も最初に言ってくれるのは母です。男同士、父と息子だからなのですかね、でも、今回は共演できてよかったです。

Q:棋士として戦う父親を、子どものころから見ていて学んだことを教えてください。

森下さん:
プロ棋士の養成機関である奨励会という組織があり、そこでの厳しさについて、父は常日頃言っていました。自分で体験することはないので、子供の時はよく分からなかったですけど。今回、奨励会についてインターネットや新聞などで、いろいろ調べ直しました。プロになれなかった奨励会員のインタビューなどを読むことで、ほぼ父が言っていたような奨励会員の姿が浮かび上がってきて。大変で厳しい世界だなと、改めて思いました。そんな世界を登り詰めた父のすごさを改めて感じました。

Q:棋士のお父さんについてどのように思っていますか。目指そうと思ったことはありましたか。

森下さん:
尊敬しています。もともと父から将棋はやらないでほしいと言われていたのと、僕自身将棋にあまり興味がなかったので、目指そうと思ったことはなかったです。ただ、小さい時から将棋が身近にあったので、ひとりでパチパチ練習をしていました。将棋も囲碁もやるのですが、僕はゲーム的には将棋のほうが得意で、すぐに、どんどん強くなっていきました。将棋だと当時10手先を3通りくらいは読めていたのですけど、囲碁は5手先を読めたらいい方です。でも、やっていて楽しいのは囲碁なんです。囲碁は漫画がきっかけで始めました。オセロも得意です。

Q:同じく奨励会員二段である稲盛役・緒形さんとのシーンはいかがでしたか。

森下さん:
最初に監督から言われた哲也の設定が、今どきの少年でプロ棋士を目指す役。普通に考えると僕の役はリアルだったと思うんです。緒形さんの役は髪型や服装も派手ですが、実際にはああいう感じの人は奨励会にはいないと思います。緒形さんとのシーンの時は、なるべく普通の少年でいて、盤に向かうときはプロを目指す気迫を出すように心がけました。やっぱり二面性は大事だと思っていて。プロの人は普段、ちょっとずれていることがあったりして。でも、盤の前では真剣。そのあたりを意識して演じました。

写真

Q:見てもらいたいポイントを教えてください。

森下さん:
水上哲也二段の心情の変化を見ていただきたいです。最初は、父親が棋士九段というあまりにも大きな存在の中、哲也は伸び悩んでいるという状況に焦っています。そこに真田さんのような型破りな人とも戦わなければならない。そんな中、自分の友人がその真田さんに負けてしまう。その焦りがやがて、「自分が自分自身に勝たないといけない!」という、強い意志をもって対局に臨むようになっていきます。最終回、どういう顔で対局に臨んでいるかを見ていただきたいです。

Q:今後の抱負をお聞かせください。

森下さん:
自分では経験できないような役柄を演じることで、普段の自分も変われるのかなと思ったりしています。今回将棋のドラマをやってみて、棋士の厳しさを初めて知って、そして演じて見えた世界を経験できました。これからも、色々な役を通していろいろな世界・人生を知りたいです。

父との共演、そして将棋と自分について語ってくださった、森下大地さん。
フレッシュな彼の成長はこれからも見逃せないですね。ありがとうございました!

森下大地さんの登場は、今週17日(日)放送の第3回「買収」そして24日(日)最終回「さらば友よ」です。
夜10時のNHKBSプレミアム、ぜひご覧ください!

ご感想掲示板

【投稿データの読み込み中】
投稿件数が多い場合、表示までに時間がかかります。データが表示されない場合は、再読み込み・キャッシュの削除をお試しください。
掲示板を読む