「ある日、アヒルバス」ドラマのみどころ

浅倉葉月、40歳。大手出版社で女性ファッション誌を担当する編集者…だった。だが、雑誌廃刊のあおりを受け、葉月は契約更新ができずに職を失ってしまう。さらに、7年付き合った恋人と別れ、買い漁ったブランド品のローンに追い立てられ、まさに女40歳にして、すべてを失った崖っぷち状態。そんなとき偶然に乗った、都内周遊観光「アヒルバス」のバスガイドになぜかスカウトされる!?葉月が飛び込んだ先は、まったく知らない女の園「バスガイド」の世界。日々変貌をとげる街・東京をめぐるバスの旅と共に、葉月は人生一発逆転を目指して、恋に、仕事に、本気で立ち向かう、愛と勇気と癒しの物語。

「ある日、アヒルバス」

奮闘する彼女たちへのエールです

【原作・山本幸久】

NHK教育がまだEテレって名乗っていない頃の話です。幼稚園にあがる前の娘と、『ピタゴラスイッチ』を見ていたら、バスガイドさん達が東京タワーや雷門をバックに、『アルゴリズムたいそう』をしていましてね。満面の笑顔で、とても楽しそうだったんだなぁ。すべてはそこから始まったって言ったら、大げさかもしれませんが、でもそのときバスガイドさんを主人公に、物語が書けるのではないかと思い立ったのは、まちがいないんです。

とりあえず出版社を通して、バス会社に連絡を取ってもらい、バスガイドさんに話を伺ったところ、想像以上に大変な仕事であることがわかり、日々奮闘する彼女達にエールを送るつもりで、執筆にかかりました。それが書き進めていくうちに、バスガイドさん達だけでなく、働く女性、さらには働くすべての人々を元気づけることができたらと思うようになっていました。はたしてこれが小説の中でうまくいったかどうかは、ぼく自身、いまいちわかりません。ただドラマ化にあたり、この思いが観ている方々へ、よりストレートに伝わるのではないかと期待しています。

アヒルバスに飛び乗って

【脚本・山室有紀子】

「ある日、アヒルバス」のシナリオを書くことになったと聞いて喜んだのは、夫でした。夫は原作の愛読者。主役のコはこうでこうで、こんな話なんだよな……と楽しそうにしゃべるのを聞きながら、なるほど、主役は違えどオリジナルの世界はきちんと守らなくちゃいけないな、と肝に銘じたものです。(ちなみに原作の主人公・デコは、今回の主人公・葉月の先輩として登場します。あのアヒルバス社歌にもメロディーが!)

突如崖っぷちに立たされたアラフォー女が、“ある日、アヒルバス”に飛び乗り新たな生き方を見つけてゆく物語。仕事に恋に友情に、クスッと笑えてちょい泣けて……「あるある」と我ながら身につまされてしまいました(笑)。

女性の皆様、もちろん男性も、そして特に最近キツイわぁ~という貴女。日曜10時発50分間のバスツアーにぜひぜひ、ご乗車下さいませ。

「ある日、アヒルバス」

まるで、バスガイドの寅さん

【演出・大谷健太郎】

ヒロイン浅倉葉月は、40歳にしてバスガイドに転職しますが、映画畑の自分も、50歳を目前に、初めてテレビの連続ドラマに参加させて頂きました。

とにかく、藤原紀香さんが見事なハマリ役で、彼女の女優としての魅力と才能と実力を、余す事無く堪能して頂けると思います。仕事も恋も失った40歳の葉月が、バスガイドの仕事に自分を見出だし、再起していく姿は、多くの人に、女性に、パワーと元気を与えることでしょう。

人情味に溢れ、困った人がいると放っておけない、おせっかいなヒロインは、まるで『バスガイド版・寅さん』の様です。笑って、泣けて、ちょっと温かい気持ちになれる、アヒルバスの世界を是非楽しんで下さい。

バスガイドの お・も・て・な・し

【制作統括・高石明彦】

「バスガイドって、すげえ!」これが原作を読んだ時の率直な感想です。でも、この感動がドラマで伝わるか?不安を抱きつつガイドさんの取材をすると「やっぱりすげえ!」と感動!一つのキャッチが浮かびました。「バスガイドが魅せる、究極のお・も・て・な.・し!その謎を探れ!」です。「お・も・て・な・し」といえば、2020年東京オリンピック。こうして「オリンピック開催地『東京』を“おもてなし”の精神でご案内する」異色のドラマができました!バスガイドの世界に飛び込む40歳独身女性!藤原紀香さんの体当たり演技は、激しく美しくチャーミング!「東京再発見」「人の魅力の再発見」をテーマに、明日からの活力になるドラマをお届けします!是非、ご期待下さい!

東京いろいろ、人生いろいろ

【制作統括・後藤高久】

あなたはまだ本当の東京を知らない。――第1話初稿を読んだとき、このセリフにガツンと打ちのめされました。そうなんです! 24年も働いて暮らす“東京”なのに知らない場所や見たことのない景色がたくさんあって、ただ情報を知っているというだけで、行ったつもりになっているのが、私の“東京”だったのです。このドラマには東京再発見の手がかりになる景色たくさんありますが、それはあくまでもお試し情報。ドラマをご覧になった皆さまには、ぜひバスに乗って東京観光をお楽しみいただきたいと思います。本当の“東京”を知るとき、皆さんも主人公・葉月と同じように本当の自分を知ることができるかも…。東京再発見≒人生再発見、なドラマです。

「ある日、アヒルバス」

主題歌:moumoon「IROIRO」

moumoon「IROIRO」

ボーカル・作詞のYUKAとギター・作曲を担当するMASAKIによるユニット。

moumoonとは、フランス語の『mou(やわらかい)』と英語の『moon(月)』をかけあわせて作った、‘やわらかい月’という意味の造語。ほぼ全ての楽曲を2人で手がけるセルフプロデュースアーティスト。近年は、そのサウンドが世界各国で評価され、海外でのライブも積極的に展開している。

「ある日、アヒルバス」

 プレミアムドラマ『ある日、アヒルバス』

2015年7月5日(日)スタート [連続8話・49分]
BSプレミアム 毎週日曜よる10時00分
再放送:BSプレミアム 毎週土曜よる11時45分

【原作】
山本幸久「ある日、アヒルバス」

【脚本】
山室有紀子 横田理恵 鹿目けい子

【音楽】
吉俣良

【主題歌】
moumoon「IROIRO」

【出演】
藤原紀香
トリンドル玲奈 山下健二郎(三代目J Soul Brothers) 青山倫子
片岡愛之助 / 袴田吉彦 キムラ緑子
中村倫也 野村麻純 秋月成美 城戸愛莉 小松美月 柳ゆり菜 橋本甜歌 立石涼子 ほか

【演出】
大谷健太郎 水村秀雄 安見悟朗

【制作統括】
後藤高久 高石明彦