いま、VR(バーチャル・リアリティ)の技術を使って、認知症の人の「世界」を疑似体験する取り組みが広がっています。
最新の技術を使って、「認知症の人が生きやすい社会を作る」ための大きな一歩になると医療・介護の関係者からも注目されています。この取り組みを取材したリポートと実際の動画を紹介します。

「NHKニュース おはよう日本」2017年2月1日放送

ここはどこですか?
「うっかり居眠りをしていたらどこを走っているのか、わからなくなっちゃった。そういえば、どこで乗り換えるんだったっけ」電車の中で目を覚ましたら自分がどこにいるのかわからなくなってしまった認知症の方の世界を再現。
私をどうするのですか?
建物の屋上でそばにいる人から降りるように言われるが、怖くて足を踏み出せない…。
空間の位置関係をうまく認識できない認知症の方がみている世界を再現。
ないものが見える…。
友人の家を訪ねると扉の向こうにいた人が突然消えたり、部屋の片隅に置かれている楽器が座っている人に見えたり…。ないものが見える幻視の症状がある「レビー小体型」認知症の方がみている世界を再現。

※ 動画はVR映像の見た目を再現したものです。
※ 映像提供・シルバーウッド

下河原 忠道 さん

下河原 忠道 さん
認知症の人たちがどういう世界が見えているのか、どういうことで困っているのかということを疑似体験することで、認知症の方々に対して想像力を持って接することができるのではないかと思います。

折笠 慶輔 さん

折笠 慶輔 さん
認知症のご本人や、医療関係者・研究者の監修のもと制作しました。認知症の方を支えるにはどうしたらいいかを考えるきっかけになればと考えています。