- 増田師範の作品
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凍りつく47の春
昔好きだった女の子
同窓会で久しぶり
あの頃の可愛さ残っているけど
聞いたら早くもオバアちゃん
凍りつく47の春
昔好きだった女の子
同窓会で久しぶり
あの頃の可愛さ残っているけど
聞いたら早くもオバアちゃん
凍りつく
湖に穴を開け
釣り糸の先に
見つけた春
凍りつく
地に眠りつつ
雑草の
秘めたる闘志
時を待つ
凍りつく
牛蒡・人参・大根を
雪の中より掘りおこす
さあさあ丹波酒粕を
今夜は粕汁 舌鼓
凍りつく
寒さに耐えつつ電車乗り
懐かしいあの土地に
子、降り着く
凍りつく
手先にかける自分の吐息
少し気持ちも暖かくなる
あなたとの
待ち合わせの時間までもう少し
凍りつく貴方の眼差し
凍りつく貴方の言葉
凍りつく貴方の顔に
私はただ…信じて貴方の心を溶かしていくの。
たった1つの真心で
凍りつく
空気が二人のあいだに流れて
眠れない夜もあった。
だけど
何もないよりずっといい。
凍りつく
真夜中、そろり
目が合った
ちょっと小太り
あぶらー虫
凍りつく
部下がパクパク
時価の鮨
凍りつく…
常夏ハワイでの
君の超ビキニ
超…不気味…