みんなの防災

住まいの耐震診断

地震から身を守るために自分の住まいが地震の揺れに耐えられるか知っておくことが大切です。

平成7年に起きた阪神・淡路大震災でも、平成28年に起きた熊本地震でも古い木造住宅に被害が集中しました。その多くは昭和56年以前の古い耐震基準で建てられた家でした。

寝ているあいだに地震が起きて家が崩れてきたら、身を守ることは困難です。そのあと津波が迫ってきても、逃げることができなくなります。

自分の住まいが地震に耐えられるかどうかを知るには、専門家による「耐震診断」を受ける必要があります。自治体の中には、建築の専門家をあっせんしたり、耐震診断に必要な費用を補助する制度を設けたり、様々な支援メニューをそろえているところがありますので、確認してください。

工事費用がかさむ場合、ふだん、過ごしている時間が長い寝室やリビングだけを選んで部分的に補強するプランもあります。

効率的に安全性を高めるために、設計や施工に関しても、専門家に相談して進めましょう。

地域のみんなで情報を交換すれば、安心して取り組むことができるうえ、地域の防災力を向上させることにも貢献できます。