みんなの防災

防災ヘルメットと防災ずきん

地震が起きると、物が倒れたり落ちてきたりして、けがをする恐れがあります。
家の中では、家具が倒れたり、棚の上の物や照明器具が落ちてきたりする危険があります。
家の外では、屋根瓦や割れた窓ガラス、エアコンの室外機や看板などが落下してくる心配もあります。

頭を守るために、とっさの対応としては、座布団やかばんなど、その場にあるもので頭を守ります。すぐに取り出せるよう準備しているのであれば、いわゆる「防災ずきん」を使うことも考えられます。

しかし、これらはあくまで、非常手段です。強い衝撃に耐えられるものではなく、火事で火の粉が舞ってきたときも、安心できません。

そこで、最近では、折り畳み式の「防災ヘルメット」が普及してきています。デザインもおしゃれで、機能性もすぐれています。

購入するときは、まず、規格が国家検定に合格しているか確かめます。耐用年数も定められていますので、長期保存できるか確認してください。

お年寄りの方など、関心があっても、選び方がよくわからないという人もいます。
地域の自主防災組織などで話し合って、みんなで同じタイプのものを共同で購入すると、互いに使い方もわかって安心です。