みんなの防災

非常時の持ち出し品

もしもの時に備えて、日頃から、すぐに持ち出せるものを準備してリュックサックやカバンなどに詰めておくことが重要です。

ただし、地震だけを想定していては不十分です。和歌山県の南部など、津波避難の猶予がないエリアでは、「持ち出し袋」にとらわれてはいけません。かえって、逃げ遅れの原因になります。

また、水害などの事態を想定すると、防水性の入れ物に詰めておくことが推奨されています。

あとから自宅に取りに戻れる場合もありますので、玄関以外に、納屋(なや)やガレージなどにも分散して複数の「持ち出し袋」を準備する人も増えています。

水や粉ミルク、おむつなどは指定避難所で備蓄している場合もあります。
「お薬手帳」の情報を携帯電話で撮影しておき、救援物資を要請する際に活用する動きも見られます。

自分や家族にとって最低限必要なものは何なのか、また、地域で不足しそうなものは何なのかを考え、みんなの知恵を集めて「持ち出し袋」の中身をより充実したものにしていきましょう。