みんなの防災

家具の固定

家具を固定して地震に備えておくことは、防災の基本です。ホームセンターなどで売っている金具などで、固定することできます。

壁に家具を固定するときは、「L型金具」と「木ネジ」を使います。「L型金具」を壁の「桟」(さん)に対して直角になるよう家具の天板(てんばん)に置き、木ネジでとめます。「木ネジ」は壁の「桟」まで届かないと効果がないので、長さ3センチくらいのものを使うようにしてください。

家具と床の間にストッパーやマットを入れることで家具の転倒を防止しようとする方法もあります。
ただし、大きな家具には、適しているとはいえません。金具による固定と併用して、強度を高める工夫をしてください。

地震発生後、さらに地震の心配があるときには、タンスの一番下の引き出しを半分くらい出しておく方法があります。こうすることで、タンスが前に倒れにくくなります。

ひとり暮らしのお年寄りなど、家の中の備えを自分ですることができずに、不安を抱えている人がいます。ぜひ、まわりから声をかけて、作業を手伝ってください。自主防災組織の活動に組み込んでみるのもよいでしょう。