みんなの防災

災害の時有効な、公衆電話

公衆電話は、災害時に回線が混み合い、通信規制が実施される場合であっても、通信規制の対象外として優先的に取り扱われます。

公衆電話には、デジタル型とアナログ型、2種類のタイプがあります。停電すると、デジタル型の公衆電話は、液晶ディスプレイが消えてしまいます。アナログ型は、赤いランプが消えてしまいます。そしていずれのタイプも、テレホンカードが使えなくなりますが、通常と同じ操作をすれば、災害時も電話をかけることができます。

デジタル型は、受話器をあげて、電話番号をプッシュします。アナログ型は、受話器をあげて10円玉を入れ、番号を押します。通話を終えると、10円玉は返却されます。

現在、全国にある公衆電話の数は10万台余り。その数は年々減っています。家の近所や、学校・会社の近くのどこにあるのか、一度、確かめておくとよいでしょう。「公衆電話設置場所検索」というウェブサイトもあります。

また、若い人のなかには、公衆電話を使ったことがない人も増えてきました。
小学生の8割を超える児童が、使い方を知らないという調査結果もあります。

家庭や地域で、改めて、「災害の時有効な、公衆電話」について確認しておきましょう。