みんなの防災

初期消火のために

地震で怖いのは火災による二次被害です。揺れがおさまったら、慌てず速やかに火の始末をしてください。

揺れている最中に、火にかけている鍋などに近づくと、やけどをする恐れもあり危険です。

ぐらっと来たら、まずは、身の安全の確保。
揺れがおさまってから、火の始末。
この順番でおぼえてください。

もし、出火していたら、逃げ道を確保した上で
落ち着いて「初期消火」をおこなってください。

消火器を使うことが、効果的です。とっさに消火器が見当たらなければ、濡れたシーツやタオルを火のもとにかぶせて空気を遮断するようにしてください。

ところで、人はどうしても慌てるものです。目の前で出火していて手に負えないと感じたら、すぐに助けを呼びましょう。

天井まで火が燃え移っていたら、ひとりの力で初期消火することは困難です。煙にまかれて逃げ遅れる危険もありますので、外に出て、助けを呼ぶようにしてください。

地震が起きると、消防車がたどりつくことができない場合が増えます。地域の人と力を合わせて消火作業をおこないます。
しかし火の勢いが強く、あちこちで火の手が上がっているときなどは逃げ道がなくなる前に、避難をしてください。