みんなの防災

火を出さないために

過去10年、火災の件数や、火災による死者の数は、減少傾向にあります。
ただし、火災に関して、増加傾向にある項目があります。それは、「住宅火災による死者数」のうち、65歳以上の高齢者が占める割合です。

お年寄りの中には、古くなった家電製品や暖房器具を使っているなどして、出火のリスクが高まっている人がいます。
また火事が起きると、すばやく消火することができず、火や煙にまかれる危険も増えます。

ふだんから家の中を整理して、燃えやすいものをたくさん置かないようにしましょう。

また、「たこ足配線」になっていないか、差し込みプラグやコンセントにほこりがたまっていないか、延長コードに負荷がかかっていないかなども点検してください。

さらに、台所や寝室などに、「住宅用火災警報器」を正しく設置しているかも、確認しておく必要があります。

高齢世帯では、うまく取り組みを進めることができずに、不安を抱えたままの人もいます。家族や親せき、地域でも手を差し伸べ合って、火災予防を徹底してください。

日頃の備えが、地震が起きたときの二次災害を防ぐことにもつながります。