やまとの季節

2021年10月13日 (水)

やまとの季節 七十二候「ここにいるよと金木犀」

「ならナビ」10月13日放送予定 

映像作家・保山耕一さんが、NHK奈良放送局「ならナビ」に、「やまとの季節 七十二候」をテーマとした極上の映像詩を届けてくれています。音楽は、スペインで活躍するピアニスト・川上ミネさんが、奈良で100年近くの時を刻んできたピアノで、オリジナル楽曲を奏でています。

 

やまとの季節七十二候「ここにいるよと金木犀」 寒露


保山耕一

世界遺産などの撮影で活躍してきたフリーTVカメラマン。「奈良には365の季節がある」をテーマに奈良県各地で日々、奈良の空や光、花、月、寺、などを撮影し、SNS発表・上映会を続けている。

川上ミネ

スペインと京都を拠点に活動しているピアニスト・作曲家。「ラジオ深夜便・ピアノが奏でる七十二候」、Eテレ「やまと尼寺精進日記」などの音楽を手がけている。春日大社奉納演奏会を機に保山氏と出会い、「こころの時代」でコラボレーション。2019年秋から、「やまとの季節 七十二候」の新たな作曲・演奏をスタート。

奈良県立桜井高等学校・100年ピアノ

桜井高校の100年ピアノは、高等女学校時代の1924年(大正13年)に開校20周年記念として購入された輸入ピアノのスタインウェイ社製です。学校の正面右手にたたずむ趣のある講堂に置かれ、卒業式などの式典で演奏されてきました。いつしか、ピアノは講堂から音楽室にうつされ、その後、音楽準備室の片隅で半ば忘れられたように眠っていました。平成22(2010)年、再発見されたピアノをもう一度よみがえらせようと、同窓会や学校が中心となった復活プロジェクト実行委員会が設置され、2012年2月に無事修復を終えたピアノは、かつて置かれていた講堂に戻され、ふたたび美しい音色を奏でるようになりました。




七十二候 について

七十二候(しちじゅうにこう)は、古代の中国で生まれました。立春、夏至、秋分…などで知られる二十四節気(にじゅうしせっき)を、さらに約5日ずつの3つに分けて、季節の移り変わりを感じる名前がつけられています。日本では、江戸時代の「本朝七十二候」、明治時代の「略本歴」など、いくつかの異なる七十二候が作られてきました。

「やまとの季節 七十二候」では、保山さんが記録してきた奈良県各地の映像から、いまの「やまと」の暮らしの中で、季節のうつろいを実感できる映像を選び出し、オリジナルの名前を添えて紹介しています。奈良を愛する方々に…これから奈良に出会うであろうすべての方々に…こころを込めてお届けしています。 


【お知らせ】みなさまから心のこもったコメント投稿を数多くいただき、誠にありがとうございます。担当者一同、こころの励みとさせていただいております。関西ブログの投稿管理は、新しい記事の準備~公開作業とあわせて行っております。原則的には「新記事公開日に、前週投稿いただいたコメントをまとめて公開する」という運用です。その週のうちに公開できることもあるのですが、普段はお待たせしてしまうことが多いかと思います。どうかご理解のうえ、新しい記事公開とあわせてお楽しみいただければ幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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■ コメント(57)
  • マサコ

    2021年10月13日 14時18分

    色彩の美しさが圧巻。
    金色から朱赤への転換に、秋の1日をひとときで堪能できました。
    保山さんの映像を見るようになってまだ日が浅いですが、歌を聴くように、詩を楽しむように、
    いつも心を和ませていただいています。

  • 堀尾岳行

    2021年10月13日 14時23分

    有明の月、コオロギ鳴き、夜明けの風景、厳かな日の出、
    光るススキの穂、秋の空、朱塗りの建物、
    生駒山の夕日、赤い夕焼け空に大極殿の影、
    エノコログサの輝きと黒い影、金木犀の花を巡る一日を追った映像詩、
    そこにちりばめられた珠玉の映像が素晴らしい。
    川上ミネさん奏でるピアノが金木犀の香りを運んで来るようです
    保山さん、素晴らしい映像、今日もありがとうございました。

    NHKさんへ、四季の移ろいを感じる「やまとの季節七十二候」は貴重な番組です。是非、末永く放送頂きますようお願い致します。

  • 中山真澄

    2021年10月13日 15時21分

    NHKさま、本日も『やまとの季節七十二候』を放送くださってありがとうございます。毎週、この水曜日を楽しみにいたしております。
    さて、今週は「ここにいるよと 金木犀」フリガナのキンモクセイが金色。
    保山耕一さんの演出に思わず、目を見張ります。
    紫色の空、細い月。上りくる陽の光のなかの柔らかなススキの穂。声高にその
    存在を主張するでもなく、どこからともなく漂う香りで、「ここにいるよ」と
    金木犀。静かなたたずまいを見せる平城宮跡には驚くほどの金木犀の大木が。
    いにしえからの時の流れを感じさせてくれます。
    小さな花が固まって咲きそのほのかな香りで、ふっと心を癒してくれ、秋を
    感じさせてくれる花。いつの間にか空は一面の茜色。飛行機雲も茜色。
    光の中に揺れる猫じゃらし。影絵のようなエノコログサの先にこれまた蝶の影が。子どもの頃に歩いた故郷の道を思い出します。
    川上ミネさんのピアノの音色は、まるで金木犀の一つ一つの花のようでした。
    虫の音に始まり、虫の音に終わる。今日もまた、あぁ、もう少しあればいいのに、と思いながら2分あまりのドラマに浸りました。
    前日の夜からひたすら朝が来るのを待ち、そして日没まで。
    保山耕一さんのそんなご苦労の上に、私たちはこんなにも美しい、心に響く映像を観ることができます。
    NHKさま、お願いがございます。保山耕一さんのこの癒しの映像をあと1分でも
    いい、延長して頂ければほんとにうれしゅうございます。
    画面から金木犀の香り漂うような映像でした。ありがとうございました。

  • 大井泰子

    2021年10月13日 17時34分

    半年延長になった事嬉しく思っています。
    ありがとうございます。
    今回の映像も本当に素晴らしく感動しました。
    これからも楽しみにしていますので、よろしくおねがいします。全国放送が来る事願っています。

  • 神田雪子

    2021年10月13日 17時57分

    秋の入り口に何処からとも無く香って来て、秋ですよと知らせてくれる金木犀…。控えめで強くて、古人も愛した花、夕闇に浮かぶ姿はえもいえぬ色合い、こんなにも美しいのですね…。また、朝陽に輝き風に揺らぐ薄の姿は、この世のものとは思えないほど神々しく感じました。どのシーンも川上ミネさんの音風景とピタリと呼応して、珠玉の映像詩に…。
    そんな映像詩を遠くに居ても拝見出来るしあわせ…。NHK様、改めて感謝しています。継続して下ってありがとうございました。末永くお願いいたします。そして、世界に誇れる日本の美しさをこんなにも繊細で美しく表現している映像は他に無いと思います。是非とも全国放送をお願いいたします

  • 安藤憲一郎

    2021年10月13日 18時56分

    秋風がそよぎすすきが揺れる平城宮跡。どこにいても金木犀の香りが風に乗って来るんでしょうね。おいでおいでと誘われるようにその場所目指して歩いて行ってしまいそうです。
川上ミネさんのピアノがまた心地良く、本当に爽やかな感覚になりました。
NHKのみなさん今日もありがとうございました。

  • 高橋尚子

    2021年10月13日 19時50分

    毎週七十二候が見られる、なんて素敵な事でしょうか。私にとって週の始まりは水曜日です。
    おっとりとしていつも控えめな金木犀が、遠くから呼んでいます。密やかな香りが好きです。保山さん、とても愛情深く花を撮影されていますね。夕べには一瞬辺りがキンモクセイ色に染まっていました。
    一日の空の色、光の変化をたった2分に編集されていますが、その陰で費やされた時間と労力を思うと深い感謝で一杯です。ありがとうございます。
    川上ミネさんの調べが、奥ゆかしい花にピッタリです。
    奈良から見ると生駒山に夕日が沈み、大阪では生駒山から朝日が昇るという事に最近気がつきました。関東人、生駒山のイメージを改めました。
    これからも放送して下さい。七十二候には普遍的な美があります。

  • 上野りさ子

    2021年10月13日 20時29分

    秋の夕日に輝く草や虫、キンモクセイの小さなオレンジ色の花、心の深いところに眠った記憶が呼び覚まされるような素敵な映像でした。いつも楽しみに拝見しています。

  • 本間悦子

    2021年10月13日 21時51分

    早く早く全国でテレビの大きな画面で東京でも
    この番組が観られると良いなぁと心待ちにしています!

  • 2021年10月13日 21時58分

    『ここにいるよと金木犀』
    平城宮跡はあけぼのの空に、月と太陽がバトンタッチ。
    どこからか金木犀の香りが届き『いい香りでしょう』と聞こえる。オレンジの小花の絨毯もきっと敷かれている。
    銀色の薄が風に揺れエノコロ草は夕日に溶けてゆく。
    大極殿の立つ野原も暗闇に沈み、コオロギの音が聞こえるだけ、、、
    ミネさん、保山さん、今週もありがとうございました。平城宮跡のツバメもそろそろ南に帰って行くのでしょう。

  • 青井三保子

    2021年10月13日 23時00分

    夕闇の中「ここにいるよと金木犀」
    「えっ?どこ?とたちどまる金木犀」
    香りが呼んでくれる金木犀。どこからとなく金木犀の香りが・・・
    そんな夕闇の映像風景に、なぜか昔を思い出す。
    急いで帰る家路。どこからともなく金木犀の匂い。
    いつも通る道、通り過ぎかけてふとたちどまる。
    懐かしさに胸がいっぱいになる。
    保山さんのやさしさが映像詩の中に詰まっている。
    それが感動を呼ぶのでしょうね!
    いつもありがとうございます。
    そして今日もありがとうございます。

  • 蓮葉

    2021年10月14日 01時56分

    ぽつり、ぽつりと語るように、ミネさんのピアノが歌っていました。ひとつひとつの音が言葉に聴こえました。どんな唄だったの、ちょっと書いてみて、と言われたなら書けてしまいそう。それぞれの音が想い起こさせる言葉を連ねてゆけば、きっと唄ができあがる。
    甘い香りのなかで微睡むかのような小さな花。どこまでも優しく波打っては夢を誘う黄金色の穂。月のお皿になにを入れようかと迷っているうちに物語は進み、太陽が輝き、油絵具をそのまま塗りつけたかのような夕焼けが一日の終わりを告げる。その向こうに冷たく広がる無限の宇宙空間から、大気の揺りかごに抱かれて守られているのだなぁと、焔のような色に暮れてゆく空を見ながら考えました。
    ピアノの唄は、すべてを受け入れてくれるような、ただ黙って寄り添い、話を聴いてくれるひとのような、そんな歌詞だったのではないかとも思ったのでした。
    番組関係者の皆さま、今週も放送と動画配信に感謝いたします。日常の雑念を手放し、いっとき心を自由に遊ばせられる「やまとの季節」は私の宝物です。かけがえのないこのいっときを、どうか全国の視聴者の皆さんにもお届けくださいますように。どうぞよろしくお願いいたします。

  • 川上道子

    2021年10月14日 04時16分

    岡山県では、テレビで定期的に見ることはできませんが、こうしてスマホで見ることはできます。
    保山さんの映像は素敵で、不思議な世界に導かれます。奈良という文化や自然の魅力を最高に表現してくれます。体調に気をつけて、末永く発信して欲しいです。祈りと共に。

  • 篠原佳世

    2021年10月14日 08時24分

    始まりの、金木犀のふりがなが、金木犀色ですね。
    平城宮跡に金木犀が咲いているなんて、50年奈良に住んでいて知りませんでした。
    朝日に照らされ風にそよぐススキの美しいこと。
    金木犀の愛らしさと優しいピアノの音がよく合っていました。
    来週も楽しみにしています!

  • 小林由佳

    2021年10月14日 11時00分

    とても美しい映像に癒されました。普段私たちの周りにある見過ごされている美しい風景を、気づかせていただける気がします。

  • はまゆう

    2021年10月14日 11時09分

    日の出の美しい黄金色の太陽から生駒山に沈む赤々と燃えた太陽まで、撮影を続けて下さってありがとうございました。

    金木犀ってどこに咲いている気付かなくても、通り過ぎる時に匂いで気付きますよね。タイトルのように「私はここにいるの。気付いて!」って言っているみたいです。保山さんの繊細なアンテナが、しっかり自然界の有形無形の声をキャッチして
    それを記録して下さる。素晴らしいお仕事だと思います。

    最後の夕焼けに浮かぶ蝶のシルエットにゾクっとしました。
    本当に何でも美しく仕上げてしまう保山さんには、驚かされてばかりです。

  • 釘谷洋子

    2021年10月14日 12時04分

    ここにいるよ…と金木犀がささやく
    良かった!今年も咲いてくれたんだ。まだかなぁって待っていました。優しいオレンジ色の花。こうして映像で拝見すると、改めて可愛らしいなと。甘い香りが漂うと沢山の想い出が浮かんできますね。
    ピアノの音色に秋の深まりを感じます。朝日に輝く芒、見事に焼けた夕空、とても素晴らしかったです。
    今日もありがとうございました。

  • 吉田久美子

    2021年10月14日 14時10分

    保山耕一様、川上ミネ様、この番組に関わるNHKスタッフの皆様、素敵な映像を届けてくださり有難うございます。
    秋風に乗って、どこからかやってくる金木犀の香り。
    ある秋の幼き日、学校の帰り道に嗅いだその香りは甘くてどこか優しくて。その香りを嗅ぐとどこか懐かしい気持ちにもなります。「ここにいるよ」と金木犀。
    どこからともなく秋風とともにやってくる香りの正体はなんとも可愛い小粒オレンジ色の少女達。
    ここにいるよ。恥ずかしがり屋の金木犀たち乙女の呟きのようですね。
    いつも本当に素敵な映像で心癒されています。
    ありがとうございます。これからも楽しみにしております。

  • 金子郁子

    2021年10月14日 15時24分

    東京にある我が家にある金木犀、今年2021年は9月と10月に2度咲きました。金木犀の木を植えて以来、初めてのことだと思います。1度目の花の色はビワのオレンジ色、でも2度目は色がやや薄かったです。きっと力の加減の差なのでしょうか。

    保山さんの金木犀は、どちらかというと、2度目に咲いた金木犀のようでした。1度目のような元気は多分残っていなかったものの、余っている命を、力いっぱいではなく、優しく振り絞っているカンジ。保山さんとミネさんのピアノから、お花たちの想いがなんとなく伝わってくるような気がいつもしています。この金木犀は多分、「細やかかもしれないけれど、私を見て。またこうして咲いています」と、控えめに訴えているみたい。

    我が家の金木犀もそんなカンジ。毎朝、木をハグして、感謝をしています。また来年もよろしくね、と(^_-)-☆

  • 辻由美子

    2021年10月14日 17時56分

    美しい夜明けの神秘的な彩り。朝陽が昇り‥金色に輝く光景は素晴らしいです。平城京跡の、咲き誇る見事な金木犀の大木。辺りには‥秋の爽やかな甘い香りが漂って、心地良い空間です。素敵なピアノの音色で、風に揺れる金木犀が‥「ここにいるよ」と優しく呟いているよう。
    ゆっくりと時間が過ぎて、茜色の夕陽に映るエノコログサのシルエットは‥心落ち着きます。今回も秋の美しい1日の映像詩に感謝です。ありがとうございます。

  • Tとりた

    2021年10月14日 18時20分

    金木犀って確かに初秋の夕暮れどきに、はっと気がつくんですよね。先がよく見えない、たそがれのなかにかおりだけ先にふわっと香って、あ!と思う毎年のパターン。まさに、ここにいるよ!と声をかけてくる感じです。

    今回この映像で、小さな花のひとつひとつを初めてじっくり見ましたが、こんな小さな花たちだったのかと、改めてその香りの高さに驚きました。近所のあの一本に、会いに行こうと思います。

  • 工藤美千代

    2021年10月14日 19時44分

    静かに夜が明けて、清らかな朝が来て、宮の跡に足を踏み入れると金木犀が香り立つ。日を受けて輝くなんと美しい姿のススキでしょうか。そして奈良の空はどうしてこんなにすばらしいのか。保山さんの紡ぎとる奈良の美しさを五感で感じた映像詩でした。今週もありがとうございます。私もこの世に生きる喜びを感じます。

  • 西田保子

    2021年10月14日 21時40分

    奈良に生まれ育った私が、もしも大都会に単身赴任していてこの映像を見たら、素に戻ってぼろぼろ泣いてしまうかも知れません。映像自体が、要らないものを全部そぎ落とし、一瞬の美しさに満ち溢れているからです。それが、素朴な曲と合わさって、たまらなく愛おしく感じられました。平城京跡という昔を思い起こす所だけに、自分自身もまたこの場で過ごした数々の想い出が脳裏に浮かんできます。金木犀の漂う香りを想像し、その幼さ残る小さな花びらの形に見入るうち、私の心もどんどん幼くさかのぼるように映像に誘われました。保山さんの映像の魅力に今日も酔わせて頂きました。有り難うございました。

  • 島岡和代

    2021年10月14日 21時56分

    金木犀、何処にいても、何処からともなく甘い香りがしてくる季節。「ここにいるよと 金木犀」ステキなタイトルを保山さんはつけられますね。平城宮跡の大きな金木犀、しかも沢山の小さな花をつけて、凄くいい香りがするのでしょうね。日没前のススキが風に揺らぐと涼やかさが増しますね。好きなシーンです。茜色に染まった空が凄く美しい。やがて薄紫にグラデーションがかかり本当に美しい。映像は2分間ですが、秋の平城宮跡の1日をゆったりと過ごさせていただいた気分です。ありがとうございます。これからも七十二候の放送、よろしくお願いします。

  • 1000人

    2021年10月15日 12時33分

    何と素敵な映像でしょう。保山さんが大和路を背景になさると、金木犀もこういう映像になるのですね。真っ赤な夕焼けを背にした狗尾草の写真は、息を呑む様な美しさで、テキスタイルに出来たら、と思いました。

  • 戸倉千惠子

    2021年10月15日 15時55分

    窓を開けたら金木犀の香りがし、公園で今年も咲きました知らせてくれました。
    広い平城宮跡でも香りを放ち、ここにいるよと知らせているのですね。
    奈良の秋、ありがとうございます。

  • たかこた

    2021年10月15日 18時35分

    やわらかな日差しが心を温めてくれます。夕暮れていく香り、風、物悲しさ。美しいです。今週もありがとうございます。

  • 荒木礼子

    2021年10月15日 19時21分

    秋が一段と深まってきた奈良。きりりとした鋭い月が澄んだ空気を感じさせますね。
    虫の声とミネさんのピアノが郷愁を誘います。
    余韻の拡がるのに合わせて、金木犀の香りが確かにしたような気が…記憶の中のページが突然ぱらりと開いて懐かしさが込み上げ‥胸が熱くなる‥
    やまとの季節七十二侯で、幾度となくこんな気持ちを味あわせてもらっています。素晴らしい映像詩をもっと多くの方に見て貰えたらと願っています。

  • えびっち

    2021年10月15日 21時45分

    夜明けを待つ闇の中で香る金木犀。
    光の中で揺れる金色の芒。
    鮮やかな朱を経て一日が終わる。
    気づかないうちに過ぎていく奈良の美しい時間を映像として届けていただき、いつもありがとうございます。

  • あすか

    2021年10月16日 00時14分

    「ここにいるよと金木犀」
    小さな小さな愛らしい花達がひとつひとつ香る如く、鍵盤の一音一音が聴こえてくる。
    オレンジを帯びた夕焼け色の金木犀には、五感にささやきかける香りの妖精が棲んでいるのだろうか。
    平城宮跡にあんなにも金木犀があったとは。
    私がいつも通るルートにはなかったので、知りませんでした。
    保山さんと川上さんの季節の芳しい映像で秋の空のように心が晴れました。
    日本の四季を愛する全国の視聴者の皆さまにも平城宮跡の秋を届けられたらと思いました。
    全国放送をぜひともよろしくお願いいたします。

  • 朝陽 志太 美代子

    2021年10月16日 00時41分

    映像から 風にふかれて 金木犀の薫りが届くようでした。 えのころ草のようなのや すすき 夕陽 秋が 太古の昔から 変わらず来てくれているのだなぁ と保山さんの映像を見て思いました。
    今は 介護生活で 自由に動けませんが いつか きっと 平城京跡の金木犀を見にいきます!
    ここにいるよ 金木犀 の題も楽しい♪ 確かに!と思って笑ってしまいました。
    関西ブログさん いつも 癒しの時間ありがとうございます。

  • 野尻恭子

    2021年10月16日 09時29分

    「ここにいるよと 金木犀」
    こどもの頃から金木犀は大好きでした✨
    自分の誕生日近くに咲くこともあり、フワッと香ると秋の訪れを実感して嬉しくなります
    こどもの通った小学校には樹齢100年くらいの金木犀の大木があり、地域の人はこの木を大切にしていて、なんと校庭の真ん中に植わっているのに残し、運動会の最中にむせかえるような香りに包まれたこともありました
    周りに陽を遮ることなく植わっている金木犀はこんもりと丸く立派に育つのですが、平城宮跡の金木犀もまさに同じく立派に育っていますね✨
    長い歴史の中でたくさんの人たちに秋の訪れを告げてきた金木犀

  • 鳳仙花

    2021年10月16日 10時18分

    金木犀の季節がやってきたのですね。
    毎年或る日突然どこからともなくやってくる金木犀の香り、
    ちょうど秋祭りの頃。本格的な秋を知らせてくれる花です。香りもほのかに漂ってくるぐらいが好きです。
    平城京跡にこんな立派な金木犀が幾本もあるのですね。大きさに驚きました。どれほどの香りに包まれていることでしょう。
    朝日を受けた眩しい花も夕日に染まった花もきれいです。
    優しく揺れるススキの穂も美しく印象的でした。
    素敵な映像詩を今週もどうもありがとうございました。映像とピアノの音色にいつも癒されています。来週も楽しみにしています。

  • Masako KIMURA

    2021年10月16日 12時27分

    薫りで存在を知らせる金木犀。歩いていると、どこからともなく良い匂いが。どこどこどこ?と見回すと、いたー!ここにいたのね。「ここにいるよと金木犀」というタイトルが秀逸です。風の揺らぎで画面から薫りが漂ってくるようにも感じるのは、錯覚でしょうか?
    茜雲の存在感。今や大都会ではこんな深い赤はなかなか見られなくなりましたが、夕闇迫る中、夢中で遊んだ昔を懐かしく思い出しました。そう、あの頃の空はこんなだったかもしれないと。

  • 加代子

    2021年10月16日 15時06分

    ある一日の金木犀。朝日、昼日、夕日を受けた金木犀。小さな花ですが保山さんの映像で、こんなにも暖かくかわいい花だったんだと再認識しました。いい香りが画面のこちらまで漂ってきました。
    平城京跡に気持ちのいい秋風が吹いていますね。
    そして今日も夕焼けの空の美しいこと。赤く染まった夕焼けをバックにした猫じゃらしの映像に涙が出そうでした。なんだかとても懐かしいのです。実景では見たことがないのに不思議です。
    ミネさんの優しいピアノが心にしみます。

  • 檜垣里枝子

    2021年10月16日 16時46分

    保山耕一さんの七十二候、今回の金木犀ここにいるよ、素晴らしく何度も見返しています。ピアノの調べと共に薫りまで思いおこされます。素晴らしいです。次回も楽しみです。続けて美しい奈良を見続けさせて下さいね。

  • 葛井康子

    2021年10月16日 19時44分

    有明の月にコーロギの鳴き声がコロコロと響く。山の端が薄くオレンジ色に縁取られ、やがて空が茜色に輝く。釣灯籠のシルエットの中で金木犀が、私はここよ! 私を見て!と馥郁たる香りを放つ。
    保山さんの映像は、観るものの所へ風を、色を、そして香りまで届けてくれます。一週間に一度の2分間。心をリフレッシュさせてくれる貴重な時間です。今週もありがとうございました。この番組がいつまでも続きますように。

  • K.H

    2021年10月16日 21時15分

    ここにいるよと、かぐわしい香りで存在を知らせてくれる金木犀。
    毎年この香りで秋になったと知らせてくれますね。
    小さな花の集まりがとてもかわいらしく映されています。
    咲いている期間が短いので、より愛おしいです。
    きっと保山さんも笑顔で撮影されたのだろうと思います。
    身近で見られる季節の移ろいをもっと感じられるよう日々の生活に心のゆとりを持たなくてはと思いました。
    これからは撮影も徐々に寒さとの闘いになると思います。
    どうかお体を大切になさってください。

  • 坂井節子

    2021年10月17日 20時57分

    久しぶりに訪れた(かのような)平城宮跡。キンモクセイの繁みを分け入り差し込む陽の勢い。甘く豊かな香りが画面からあふれ出て 秋晴れの空の下ゆったりとした散歩をしているようです。 朝日を浴びて銀色になびくススキは 昼の陽を浴びて金色に変わる。ススキの揺れに秋の深まりを感じるのは歳のせいかな。全天茜色で染まりそうな夕焼け空に 戸惑うようなエノコログサがなんだかユーモラスに見えました。 

  • 夢虫

    2021年10月17日 22時46分

    暁の空に眉のような細い月、黄金(こがね)色に輝く朝日が昇り、
    今日も平城宮跡の穏やかで清々しい一日の始まり。
    辺りに漂う金木犀のふわっと甘く芳しい香り、
    秋風に気持ち良さそうに揺れるススキの穂。
    いいなぁ。ずっと眺めていたいほど心惹かれます。
    そして穏やかな秋の一日の終わりには、茜色の絵の具を墨流しにしたような、言葉にできないほど美しい見事な秋の夕焼けの空。
    こんなにも今生きている世界は美しい…
    13日㈬夜なかなか寝つけずに、起きて14日の朝方保山さんの映像詩を拝見しました。てっきり「やまとの季節」の放映と思っていたら、なんと、毎週観ているこのブログの「大和の季節 七十二候」の映像詩でした。初めてTVで観る「やまとの季節 七十二候」の映像詩はとても嬉しいサプライズでした。ブログそのまんまの映像詩が、霜月「雲湧きたち海となる」から皐月「やまつつじ燃え立ちて」(+桜舞う)まで、ブログで観ているそのまんまの2分間の珠玉の作品が、美しい絵巻のように繋がった素晴しい60分の映像詩となっていて感銘を受けました。NHKさん、ありがとうございました。
    来週のブログを楽しみにしています。

  • 造田 登基子

    2021年10月17日 23時37分

    「ここにいるよと金木犀」 金木犀の香りがすると、秋本番ですね。保山さんの映像が一足先の季節の移ろいを教えてくれます。たおやかに揺れる金色のすすきのように素直に自然に生きれたら幸せだと思います。放送、いつも楽しみにしています。心温まる幸せな時間です。

  • 三好直子

    2021年10月18日 07時59分

    お月様、なんてきれい!斜め横でなくこんなふうに上向きの時もあるのですね。驚きました。
    金木犀の香りがここまで漂ってきそうです。気温がある程度下がらないと匂ってこないと保山さんがおっしゃっていましたが、週末の冷え込みで金木犀の香りを楽しめそうですね。
    日が沈み、夕焼けもお終いと思っていると、もう一度茜色に染まることがあることも保山さんの言葉で知り、それから気にかけるようになりました。
    何気ない風景に癒されながら教えられ、また違った目で自然を見ることができ、楽しみも増えます。
    今週もありがとうございました。

  • 佐々木美保子

    2021年10月18日 14時20分

    心地良い秋の1日、風に揺れる可憐な金木犀の花の映像を見ていると甘い優しい香りまでもが伝わってきます。ススキも爽やかな風に吹かれて気持ち良さそう、秋の自然の美しさに心も晴れ晴れとしてきます。
    そして夕暮れ、何とも言えない美しい茜色に染まった空が疲れた心をそっと包み込み、癒やしてくれます。
    この大きな満足感、保山さんの豊かな映像と川上ミネさんの澄んだピアノの音色にいつも癒やされ、力をいただいてます。
    素晴らしい番組をいつもありがとうございます。どうぞいつまでもこの感動を届けてくださいますよう、お願い申し上げます。

  • 滝平美智代

    2021年10月18日 16時43分

    平城宮跡は秋たけなわ。秋の風物詩の金木犀、秋を代表する草花のススキ、茜色の美しい夕日。爽やかな秋の風に吹かれながら、平城宮跡をゆったりと散策したいものです。
    甘く芳しい香りに誘われて、朱雀門をくぐるとそこには見たこともない金木犀の大木がいたる所に。香りが画面から漂ってきそうな満開の花。
    波のように揺れているススキの穂は、ピアノの音色に合わせて踊っているようになびいている。ここにも秋の足音が。
    日が落ち、夕日が広い空も広い平城宮跡もともに茜色に染めていくさまは圧巻で、なんともいえない情感あふれる光景。こんなにも美しく素晴らしい映像、大きな画面で観られたらどんなに幸せなことか、と思いながら拝見させていただきました。感動のひと時をありがとうございました。

  • 森川翠

    2021年10月18日 17時47分

    「ここにいるよと金木犀」、絶妙なタイトルですね。
    花そのものは目立たないのに、魅惑的な香りで、しっかりと存在感をアピールしてくる金木犀。
    画面の中から、あの芳しい香りが漂ってくるようです。
    オレンジ色の金木犀の花、黄金色の陽に照らされるススキ、茜色の空…。
    いつもながらの見事な色彩美に、溜め息が出ました。
    今週も、至福の時をありがとうございました。
    これからも楽しみにしています。

  • 松元智恵子

    2021年10月19日 00時53分

    細い月と虫の声。優しく柔らかな夜明け。ミネさんのピアノが金木犀の香りを運んでくれる。可愛い可愛い金木犀の花。甘くほのかな香りに秋を見つける。夕焼けに燃える空の色。怖いぐらいに焼けた空。ただただ美しく、赤く紅く染まってる。保山さんの映像詩とミネさんのピアノの音が心を癒してくれる。ありがとうございます♥️NHK様、やまとの季節 七十二候がずうーっと放送が継続されますよう宜しくお願い致します。

  • 木下ようこ

    2021年10月19日 05時49分

    こんなに大きな金木犀はみたことないです。
    さぞかし金木犀のいい匂いが辺り中にしていたことでしょう。
    金木犀の香りの中でこんな素晴らしい夕焼け空を眺めて、
    想像しただけでも心が満たされました。

  • Y

    2021年10月19日 08時28分

    平城宮跡での秋の一日。金木犀の香りを愛でながら平城宮跡に広がる空を楽しむ。贅沢なひと時ですね。
    平城宮跡歴史公園の天平みはらし館では、奈良の歴史をアニメで紹介されていますが、奈良の魅力を伝えるなら、保山さんの映像詩を上映する映像館にしたらいいのに、といつも思います。
    それにしても花の姿って本当に色々ありますね。金木犀の花の可愛いらしいこと。花の持つそれぞれの個性は、時を積み重ねて昇華された結晶なんでしょうね。だから見ていて飽きることがありません。
    保山さん、ミネさん、NHKスタッフの皆さん今回もありがとうございました。七十二候も積み重ねた軌跡を何らかの特集にしてもらえたら、より多くの人に知ってもらえると思いますので、是非ぜひご検討くださいますようお願いいたします。

  • Shin

    2021年10月19日 13時00分

    「ここにいるよと金木犀」
    甘やかなピアノ 甘やかな香り
    金木犀の花の色は 朝焼けの色 夕焼けの色
    倍音も 風に乗り 香りとともに どこまでも
    花ごと散る花 散ってもなお美しい花
    行ったことはないのになつかしい

  • 原緋実子

    2021年10月19日 14時05分

    まだ小学生だった頃。
    学校の登下校中、ふっと鼻をかすめる甘い香りにしばしば足をとめていました。「なんの香り?」と大人たちに尋ねると、そのたびに返ってきた答えが「きっと金木犀ね」でした。

    どこかの家の庭から風に乗ってきたのでしょう。おそらく私が人生で初めて意識した花の香りだったと思います。

    保山さんの映像を拝見していると、不思議なことに幼かった頃の情景がよくよみがえってくるのです。

    子供時代は心痛む思い出も多かったのですが、保山さんの映像はそうした傷を癒し清めてくれるパワーがあるのでしょうか。実は保山さんの映像を拝見するようになってから母娘関係も改善してきたのです。本当に不思議です。素直な気持ちになれるというか。

    奈良の素晴らしい大地の恵み、空の色や、そしてそれらを通してみえてくる不審物の慈悲。保山さんの映像から様々な慈しみを教えられ、そっと育てて頂いているようにも感じます。

    「金木犀のいい香りがするね」
    この映像をみながら母が言いました

    母は奈良へ旅行をすることを目標に、日々、頑張ってくれています。

    NHK奈良放送局様、本当にありがとうございます。この2分間は私たちにとって至福のひとときです。

    急に寒くなりましたから皆様どうかお身体大切になさってください。
    次回も楽しみにしています

  • くぅ

    2021年10月19日 21時04分

    「ここにいるよと金木犀」
    ふと風に乗って香ってくる金木犀。姿より先に香りでその存在に気づきます。
    木に近づき花を鑑賞するすることの無い今日この頃、
    花がとても可愛らしいことを忘れかけていて、金木犀に申しわけない気持ちになりました。
    子どもの頃は、小さなお花をティッシュで包み、宝物のように持っていたものです。
    保山さん、思い出させてくださりありがとうございます。
    この可愛らしいお花に、川上ミネさんのピアノの音色がよく合います。
    秋の虫たちの奏でる音も、秋の終わりを告げる音色に変わったような気がします。
    夕日に映える芒のシルエットがとても美しい!
    燃えるような夕焼けって、本当にあるんですね!
    昆虫はシルエットで参加。見逃しませんよ(笑)
    今日も内容の濃い2分間をありがとうございました。

  • たがねにゃん太郎

    2021年10月19日 22時56分

    優しくゆっくりと昇る朝日、気持ち良さそうに風に吹かれるススキ。 オレンジ色の金木犀の小さな花が可愛らしく、良い香りがこちらまで届いてきそう。 私が小学生の時、通学路に金木犀があって、帰りに金木犀の香りに惹かれて友達と木の下で花びらを集めて遊んでいた記憶が蘇りました。 秋の風景は全て優しくほっとしますね。 最後は恐ろしい程に美しく赤く染まった秋の夕焼けが見事でした。 保山さんありがとうございました。NHK奈良局様、川上ミネ様ありがとうございました。

  • Hitomi T

    2021年10月20日 09時16分

    七十二候の継続、ありがとうございます。またこれからも楽しみが続き、奈良の宝物が増えるのを心から喜んでいます。
    金木犀の小さな可愛い花からは想像できないほどの強烈な香りを放ち、暗闇の中でもどこからかと探すほど、その存在感はすごく惹きつけられます。控えめな佇まいとのギャップに驚き、自分もこのようにありたいと今まで何度思ったことか。何気ない風景ですが、保山さんの映像を見ていると色々なことを考え思い出されます。静かなミネさんの音ともよくマッチしていて心地よいです。
    東大阪に育ち奈良市に住む者にとっては、歴史的風情はなくても二上山ではなく、やはり生駒山の日の出と日没は切っても切れない景色です。今回も大きな感動と明日への元気と勇気をいただきました。
    いつか四季折々の総集編と全国放送を心待ちにしています。

  • 井元路子

    2021年10月20日 19時12分

    「ここにいるよと金木犀」なんてステキなネーミングなんでしょう。何処からともなく香ってきて、いつも香りの後から木をさがします。夕日で影絵のような猫じゃらし、コロナで手を繋げないから、代わりに繋いでくれているように見えました。ステキな映像詩ありがとうございました。

  • 片山和美

    2021年10月21日 16時20分

    香りというものは色々な記憶を思い出さすものですね
    良いことも変哲も無いことも
    でも確かに保山さんの映像からそれを思い出しました
    記憶の奥底のものを呼び覚ます
    毎回季節を感じ力を感じ奈良に行きたいなぁ
    と思います (笑)
    少し落ち着いて来たとはいえなかなか遠い奈良に気持ちを飛ばさしてくれてありがとうございます
    また次回も楽しみにしています
    NHK様にもありがとうございます
    またの放送をよろしくお願いします

  • 安倍川餅

    2021年10月21日 23時16分

    保山さん、ミネさん、NHK奈良放送局様、この映像に出会わせてくださって、ありがとうございます。保山さんがいのちをかけて撮影された映像と感じ、涙が流れました。キンモクセイの香りを頭の中で思い出しています。どうぞ、これからもよろしくお願い致します。

  • ひよこ饅頭

    2021年10月22日 14時25分

    平城宮跡は近いので、よく行きます。
    あちこちに金木犀がありますよね。
    金木犀の花は小さくて目立つわけではないけど、香りで「ここにいるよ」と主張してるんですねぇ。
    秋も深まり、そろそろ金木犀の香りも終わってしまいますね。

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