やまとの季節

2021年02月24日 (水)

やまとの季節 七十二候「雪解けて大地潤う」

「ならナビ」2月24日放送予定 

映像作家・保山耕一さんが、NHK奈良放送局「ならナビ」に、「やまとの季節 七十二候」をテーマとした極上の映像詩を届けてくれています。音楽は、スペインで活躍するピアニスト・川上ミネさんが、奈良で100年近くの時を刻んできたピアノで、オリジナル楽曲を奏でています。

 

やまとの季節七十二候「雪解けて大地潤う」 雨水


保山耕一

世界遺産などの撮影で活躍してきたフリーTVカメラマン。「奈良には365の季節がある」をテーマに奈良県各地で日々、奈良の空や光、花、月、寺、などを撮影し、SNS発表・上映会を続けている。

川上ミネ

スペインと京都を拠点に活動しているピアニスト・作曲家。「ラジオ深夜便・ピアノが奏でる七十二候」、Eテレ「やまと尼寺精進日記」などの音楽を手がけている。春日大社奉納演奏会を機に保山氏と出会い、「こころの時代」でコラボレーション。2019年秋から、「やまとの季節 七十二候」の新たな作曲・演奏をスタート。

奈良県立桜井高等学校・100年ピアノ

桜井高校の100年ピアノは、高等女学校時代の1924年(大正13年)に開校20周年記念として購入された輸入ピアノのスタインウェイ社製です。学校の正面右手にたたずむ趣のある講堂に置かれ、卒業式などの式典で演奏されてきました。いつしか、ピアノは講堂から音楽室にうつされ、その後、音楽準備室の片隅で半ば忘れられたように眠っていました。平成22(2010)年、再発見されたピアノをもう一度よみがえらせようと、同窓会や学校が中心となった復活プロジェクト実行委員会が設置され、2012年2月に無事修復を終えたピアノは、かつて置かれていた講堂に戻され、ふたたび美しい音色を奏でるようになりました。




七十二候 について

七十二候(しちじゅうにこう)は、古代の中国で生まれました。立春、夏至、秋分…などで知られる二十四節気(にじゅうしせっき)を、さらに約5日ずつの3つに分けて、季節の移り変わりを感じる名前がつけられています。日本では、江戸時代の「本朝七十二候」、明治時代の「略本歴」など、いくつかの異なる七十二候が作られてきました。

「やまとの季節 七十二候」では、保山さんが記録してきた奈良県各地の映像から、いまの「やまと」の暮らしの中で、季節のうつろいを実感できる映像を選び出し、オリジナルの名前を添えて紹介しています。奈良を愛する方々に…これから奈良に出会うであろうすべての方々に…こころを込めてお届けしています。 


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■ コメント(25)
  • 山本智子

    2021年02月24日 20時42分

    やまとの季節 七十二候を続けてほしい。
    保山さんの映像は誰にも真似できない奈良への愛が詰まっています。やめてしまうのはあまりにも惜しいです。

  • 安藤憲一郎

    2021年02月24日 21時25分

    降り積もる雪。その雪に耐え、それを押しのけて咲く花々は大変美しい。雪が溶けて潤う大地。芽吹きのはじまった大地からは命の息吹が感じられます。映像でこんなにも自然のメッセージを感じられるとはびっくりです。ピアノ演奏と相まって静かな中にも力強さを感じます。

  • 辻由美子

    2021年02月24日 21時58分

    山々や野原は花色を残し‥雪化粧でうっすらと染まる
    早春の風景。太陽の光で少しずつ‥雪が溶けていく大地の
    光景に心までもが潤います。厳しい冬の寒さがあるから、
    春の喜びは格別に大きい。そして、春一番の花は‥とびきり美しく見えると実感出来る‥美しい映像でした。

  • 島岡和代

    2021年02月24日 21時59分

    暖かくなって福寿草も桜もサンシュの花たちも咲いてきたのに…この日は雪、寒さの中でもたくましくけなげに春を待ち焦がれるかのような可憐な姿。なんとも美しい…。大和の季節 七十二候が後、四回しかない…寂しい。1週間にただ一回の、しかも2分…1週間待ちわびて2分間息するのも忘れるくらい見入ってしまう美しさ。もっと見ていたい。春も夏も秋も冬も…それは叶わないのでしょうか?今までは全国にも…とリクエストしていましたが、叶わない…奈良ナビを知ったのも、拝見するようになったのも保山さんの映像があったからです。もっと延長してください!よろしくお願いします。

  • 鳥井昌子

    2021年02月25日 00時25分

    大和の季節七十ニ候、いつも楽しみに、みせていただいています。
    私も奈良に住んで、奈良の写真を撮り歩いています。
    これからも続いていくことを望みます。

  • 佐藤寿賀子

    2021年02月25日 05時33分

    只今(25日未明)保山耕一作品 やまとの季節七十二候をテレビで観ました。あまりに素晴らしくて…美しくて…感動しました。
    これは普通の映像ではなく、映像から命の輝きや喜びがあふれています。これは映像の詩であり、素晴しい芸術作品になっていました。
    私一人で観るのはもったいないです。多くの人に観てもらって、この感動を分かち合えたならどんなに素晴らしいかと思います。
    NHKさん、保山耕一さんの素晴らしい映像詩を放送してくださりありがとう。またもう一度観たいです。いやもっと保山耕一さんの作品が観たい‼もっと放送してください。そして未明の時間帯ではなく、私達が観やすい時間帯の放送をお願いします。

    今日の映像は四季の移り変わりを駆け足で観ましたが、次回は桜や藤、虫や雲の流れや月などのひとつのテーマをじっくりと撮った作品が観たいです。ほんとうに素晴らしい映像詩でした‼保山耕一さんの新しい映像詩の放送をどうぞよろしくお願いします。期待をしています。

  • 葛井 康子

    2021年02月25日 10時39分

    雪がこんなに暖かいものだなんて、雪解けのしずくが、こんなに観る者の心を豊かにするものだなんて、保山さんの映像を観るまで気が付きませんでした。72候も3月までとか、寂しくならります。
    どうぞ、全国各地で、観ることの出来るように、また今後もずっと続けて観ることの出来るようにお願いいたします。

  • 三好 直子

    2021年02月25日 11時42分

    同じ関西に住んでいながら、この番組が見れないことを残念に思っていました。
    ここで見れることを知りうれしく思っていますが、3月末で終了なのですね。
    最近の温暖化のせいか、年々季節を感じづらくなっています。
    そんな中で、日々のちょっとした自然の変化を感じ季節を感じることは大切だと思います。
    この放送を全国に皆さんに見ていただきたいです。
    日本の季節の移り変わりを、「やまとの季節」で感じていただきたいです。
    七十二候についての解説などがあってもいいのではないでしょうか。

  • 2021年02月25日 15時33分

    『雪解けて大地潤う』
    金剛山の中腹にある橋本院。
    春が訪れるのも遅く雪につつまれ吹雪く日も。石仏さまは雪を被り、早咲きの梅や桜や蝋梅は雪の下で寒そうに。
    春の陽射しが差し始めると、メジロやてんとう虫が飛び出し、雪解け水はポタポタとゆっくり落ちる。大地をミネラルいっぱいの水で潤してゆく。
    タンポポと福寿草が顔を出し、春の陽に伸びをした。
    ミネさん春の息吹を表現していただきありがとうございました。保山さん寒かったでしょう、お疲れさまでした。
    今年の桜を★やまとの季節七十二候でまた拝見したかったです。

  • 工藤美千代

    2021年02月25日 18時16分

    雪の中、春を待つ生きとし生けるもの。あなたも私も存在理由があるのだと信じたいです。けなげに生きていいのだと表現してくださっています。美しい音と共に拝見しました。保山さん、川上さん、今週もありがとうございます。

  • 片山和美

    2021年02月26日 20時01分

    見るたびに涙が出る映像です
    こんなに美しくて涙の出るような作品を見れて嬉しいです
    これからもどうか続けて見れますように

  • 坂井節子

    2021年02月26日 20時06分

    金剛山の山裾に格式高い橋本院さま。瞑想のお庭や厄除けの石仏様にも冷たい
    名残雪が積もってしまいましたね。せっかく咲いた蝋梅や寒桜 春を感じた後
    の雪はとても冷たそう。それでも凛とした赤い椿には綿帽子のような雪と緑の
    葉の対比が目を奪われるような美しさを放っています。
    滴がポタポタと解け始めると山の稜線 土手の下草 そして木々にも色が見えて
    きました。まもなくタンポポも黄色い花びらを広げるでしょう。

  • 釘谷洋子

    2021年02月27日 01時07分

    大好きな橋本院。三寒四温、せっかく咲いた花々に雪が積もりましたね。自然の流れを受け入れて春を待つ姿がとても美しい。葛城古道につながるお庭に陽の光が差し、雪解け水が大地を潤す。ゆったりと春に向かう様子をピアノの音色が教えてくれます。やはり此処は桃源郷ですね。
    雪を持ち上げて顔を覗かせた福寿草に希望の光を感じました。今日も心安まる映像詩をありがとうございました。奈良県だけの放送ではとても勿体無い番組だと思います。

  • 鳳仙花

    2021年02月27日 10時01分

    陽がさす瞬間の輝きのなんと美しいことでしょう。暖かさまで伝わってきます。
    雪の降る音、融ける音、しずくの落ちる音聞こえてきます。
    素敵な映像をありがとうございました。

    普段はテレビで見ることができませんが先日明け方にまとめて放送された1時間ほどの番組を見ました。すごくよかったです。
    DVDにしていただけないでしょうか?もしこのコーナーが終わってしまったらここでは見られなくなるのですか?これからも続けていただきたいです。よろしくお願いいたします。

  • 荒木礼子

    2021年02月27日 10時54分

     三寒四温の日々が続く今の時期。
    早春の花々には時にこんなに雪が降りかかることも…ハッとするほど美しいその色。毎週毎週そうなのですが、今日の映像もまさしくこの季節だけの贈りものですね…(^-^)本当にありがとうございます!
     雲から出た太陽が木々を照らす瞬間、あの温かさが記憶の中からよみがえりました。不必要なものなど一つもない自然。この寒さも雪も…春の序章。
    ミネさんのピアノと保山さんの映像が美しく溶けあって今日もすっかり魅了された二分間でした。来週も楽しみにお待ちしています!

  • 蓮葉

    2021年02月27日 19時15分

    花が下向きだと、鳥も下を向いてついばむのですね。
    まだ気持ちが夏のままだった頃、県をまたいだ訪問先で、部屋を出ようとした瞬間に耳慣れたピアノの音が聞こえました。
    思わず振り返ると、それほど大きくも高画質でもない備品のテレビの画面で、葛の花がふたつ、くすくす笑いながらダンスを踊っていました。
    「やまとの季節」を初めて、そしてただ一度だけ放送で見た日の話です。
    これからは放送日時に用事を合わせちゃえ!と企んでいたのに、世の中はその後いっきに移動を控える方向へと進んでいきました。
    ようやく先が見えてきたかと思った矢先の放送終了、本当に残念でなりません。
    その日の映像は今も鮮烈に覚えています。
    殺風景な日常の景色に開いたテレビという小窓の先に、きらきらと輝く、異質の世界が広がっていました。
    ずっと忘れることはないでしょう。
    それから奈良には初雪が降り、積もり、解け、まだ淡い陽が射しました。
    雪解けの道は布の靴に浸みるでしょうか、日陰の土はぐじゅぐじゅとぬかるむでしょうか。
    その水は大地に姿を消すけれど、木立のどの一本の樹の内部でも、ごうごうと音を立てて天へと向かって流れています。
    やがて枝の先までゆき渡り、葉となり実となり、また次の花を咲かせるのですね。
    私は県外在住なので、関西ブログさんにお世話になっています。
    いつもありがとうございます。
    あと何回かの配信を楽しみにするとともに、関西ブログさんにお願いです。
    最後の放送を見て知り、私のように、こちらの動画を遡って番組を見る人がいるかもしれません。
    できるなら少しでも長くブログを、あるいは「やまとの季節」のアーカイブとして残していただけませんでしょうか。
    どうかよろしくお願い申し上げます。
    次週を心待ちにしています。

  • 青井三保子

    2021年02月28日 08時35分

    雪がふれば即、雪の中へ。
    雪をかぶった愛らしい花たちを!
    小さなてんとう虫の動きも見逃さず・・・
    こんなにも奈良を愛し、その時々の奈良を撮って見せてくださる方がいるでしょうか?

    3月末で放送が終わるとお聞きしました。
    どうして???
    こんなにもすてきな映像詩を撮り続け、わたし達に、希望や勇気、癒しを与え続けてくださっているのに・・・
    もっと拡大して、関西、全国版になると思っていました。
    わたし達の願いが弱かったのですね!
    何らかの形で、保山耕一さんの映像詩にお目にかかれることを願っています。
    ありがとうございます。
    よろしくお願いいたします。

  • 木下ようこ

    2021年02月28日 14時58分

    雲雀の鳴き声、久しぶりに聞きました。中学生のころ、友達と話ながらの帰り道、空き地で鳴き声がひびいていたなあ、雛がいるかもと、草むらを探したりして~。しばらく思い出に浸れました。ピンクや黄色のお花、雪を被って一層美しく見られます。この番組終ると聞いてショックです、悲しいです。

  • 佐々木美保子

    2021年02月28日 15時14分

    冬の寒さと春の暖かさが同居する今の季節。雪をかぶった花々が凛として寒さに耐えているよう。でもそこに明るい春の日差しが届くと嬉しそうに輝いている。
    雪はやがて解けて大地に戻り、豊かな恵みとなり循環していく。自然の摂理、そこからもたらされる恩恵に感謝しながら何度も見せていただきました。
    今週も保山さんの素晴らしい映像と川上ミネさんの心に沁みる美しいピアノのメロディーが作り上げる豊かな一時をありがとうございます。ネットではありますが、その季節、時期にぴったりの情景を見せていただき幸せです。
    今後も形を変えてでも、このように心に響き優しくなれるような番組を届けていただきたいです。よろしくお願いします。

  • 高橋尚子

    2021年02月28日 19時04分

    保山さん、寒いなかの撮影ありがとうございます。先週は緊張を強いられる場面がありドキドキでした。でもこの映像を見ると落ち着くのです。花が咲いてもまた雪が降る。人生にもこんな事よくありますね。じっと耐えているように見える自然が、実は次に向けて力を蓄えているように見えました。ラジオ深夜便で聞いていた美しい調べの「七十二候」が、保山さんの映像と出会いさらに素晴らしい番組になりました。一巡したから終了というのはなんとも寂しいです。川上ミネさんのファンの方に向けても全国ネットの放送は価値があるのではないでしょうか。
    関西ブログの過去の映像も一編一編輝いています。どうぞ続けてアップしていただけますように。

  • 野尻恭子

    2021年02月28日 19時59分

    「雪融けて 大地潤う」
    名残雪が山を白く覆っていたかと思うと、力を増した春の日差しが差し込み雪が融けていく様を、今、見届けることが出来ました✨
    まさに、季節が交替する瞬間❗️雪融けの水が大地を潤し、やがて春の草木が次々に芽吹いて行きますね
    河津桜が透明になって雪に濡れて寒そうだったけれど、強い光を浴びて強く輝くように美しさを増しました✨
    春ですね

  • 松元智恵子

    2021年02月28日 20時28分

    雪が解けて春が来る。山に里に春が来る。心の中に春が来る。砂糖菓子のように雪をまとった花。蜜を求めてメジロが花を啄む。柔らかい陽が射し込んで解けた雪の雫が、美しい。てんとう虫もタンポポも福寿草の花も、みんな春が来るのを待っている。
    保山さん、いつも美しい映像詩を、ありがとうございます。ミネさんのビアノと重なり雪が解けていきます。NHK担当者様、どうか全国ネットでも拝見出来るようお願いします。『やまとの季節 七十二候』放送終了してしまうのが残念です。もっともっと『美しい』を感じていたいです。

  • 堀尾岳行

    2021年03月01日 19時45分

    朝一番橋本院を白く覆った雪が美しい。
    石仏に椿に河津桜に蝋梅にも綿帽子被る。
    それでもメジロは蜜を吸うのに余念がないよう。
    日が当たると淡雪は解け、氷柱の先から、
    花の先からも雫落ち、福寿草も顔を出す。
    メジロの声が可愛らしいですね。
    川上ミネさんのピアノが雪を被った花の様子を
    しっくりピアノで奏でています。
    保山さん、今日もありがとうございます。
    雪が花の色を引き立てて美しいです。
    NHKさんへお願いです、ぜひこの感動を全国の方へお届け下さい、
    宜しくお願い致します。

  • 井元路子

    2021年03月01日 21時48分

    もう、春だと思って咲きかけたのに突然の雪。
    積もった雪の白と桜のピンク。積もった雪の白と椿の赤。
    素晴らしかったです。そして、じっとして動かないてんとう虫、寒さに耐えて暖かくなるのをまっているんだなと、ちょっとじ~んとしました。
    どんどん春めいてきて、華やかになっていく映像詩、楽しみです。

  • 菊地正義

    2021年03月02日 18時31分

    関西地方から遠く離れた東北在住の者です。
    保山さんの映像を通して、移ろいゆく奈良の風景に魅了されました。
    「まほろば」という言葉がふさわしい風景や自然を写した映像を
    もっと見たい、と心から強く願います。
    コロナ禍で自由に移動できない今だからこそ、その映像に一層の
    輝きを感じるのは、私だけではないはずです。

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