やまとの季節

2020年12月09日 (水)

やまとの季節 七十二候「春日奥山冬支度」

「ならナビ」12月9日放送予定 

映像作家・保山耕一さんが、NHK奈良放送局「ならナビ」に、「やまとの季節 七十二候」をテーマとした極上の映像詩を届けてくれています。音楽は、スペインで活躍するピアニスト・川上ミネさんが、奈良で100年近くの時を刻んできたピアノで、オリジナル楽曲を奏でています。

 

やまとの季節七十二候「春日奥山冬支度」 大雪


保山耕一

世界遺産などの撮影で活躍してきたフリーTVカメラマン。「奈良には365の季節がある」をテーマに奈良県各地で日々、奈良の空や光、花、月、寺、などを撮影し、SNS発表・上映会を続けている。

川上ミネ

スペインと京都を拠点に活動しているピアニスト・作曲家。「ラジオ深夜便・ピアノが奏でる七十二候」、Eテレ「やまと尼寺精進日記」などの音楽を手がけている。春日大社奉納演奏会を機に保山氏と出会い、「こころの時代」でコラボレーション。2019年秋から、「やまとの季節 七十二候」の新たな作曲・演奏をスタート。

奈良県立桜井高等学校・100年ピアノ

桜井高校の100年ピアノは、高等女学校時代の1924年(大正13年)に開校20周年記念として購入された輸入ピアノのスタインウェイ社製です。学校の正面右手にたたずむ趣のある講堂に置かれ、卒業式などの式典で演奏されてきました。いつしか、ピアノは講堂から音楽室にうつされ、その後、音楽準備室の片隅で半ば忘れられたように眠っていました。平成22(2010)年、再発見されたピアノをもう一度よみがえらせようと、同窓会や学校が中心となった復活プロジェクト実行委員会が設置され、2012年2月に無事修復を終えたピアノは、かつて置かれていた講堂に戻され、ふたたび美しい音色を奏でるようになりました。




七十二候 について

七十二候(しちじゅうにこう)は、古代の中国で生まれました。立春、夏至、秋分…などで知られる二十四節気(にじゅうしせっき)を、さらに約5日ずつの3つに分けて、季節の移り変わりを感じる名前がつけられています。日本では、江戸時代の「本朝七十二候」、明治時代の「略本歴」など、いくつかの異なる七十二候が作られてきました。

「やまとの季節 七十二候」では、保山さんが記録してきた奈良県各地の映像から、いまの「やまと」の暮らしの中で、季節のうつろいを実感できる映像を選び出し、オリジナルの名前を添えて紹介しています。奈良を愛する方々に…これから奈良に出会うであろうすべての方々に…こころを込めてお届けしています。 


【お知らせ】みなさまから心のこもったコメント投稿を数多くいただき、誠にありがとうございます。担当者一同、こころの励みとさせていただいております。関西ブログの投稿管理は、新しい記事の準備~公開作業とあわせて行っております。原則的には「新記事公開日に、前週投稿いただいたコメントをまとめて公開する」という運用です。その週のうちに公開できることもあるのですが、普段はお待たせしてしまうことが多いかと思います。どうかご理解のうえ、新しい記事公開とあわせてお楽しみいただければ幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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■ コメント(21)
  • 堀尾岳行

    2020年12月09日 15時14分

    輪を描くように流れる紅葉、樹々の枝を渡る小鳥たち。
    春日山遊歩道にハラハラ落ち行く紅葉。
    春日山石窟仏は東大寺大仏殿の石を切り出した跡に
    彫られたお地蔵様、散り行く紅葉を見て何を想われるか。
    朴葉も落ち紅葉も落ちて貯まり、命終えた巨木が朽ちるままに。
    洞の線刻地蔵さま、首切り地蔵さまも少し微笑まれているよう。
    奧山に住むシカは尻白く警戒し野生を失わず。
    樹々の影長く、落ち葉に当たる陽もやわらかく、樹々は冬支度。
    川上ミネさんのピアノがハラハラと落ちる紅葉の様子を奏でています。
    春日奥山の古道を巡る紅葉の旅、流れの紅葉、落ちる紅葉、敷き紅葉、
    お地蔵様を彩る紅葉、いずれもが素晴らしい。
    春日奥山の石仏、人々の祈りを永く受け止めてこられたのでしょうか。
    流れの音にヒヨドリの声、枝渡るエナガ、メジロの声、耳に心地良い。
    保山さん、今日もありがとうございました。
    NHKさんへ、この感動を全国の方へお届け下さい、お願い致します。

  • Hisako

    2020年12月09日 18時59分

    どこに落ちようかな。友達が待ってる温かい土の上。風に吹かれてちょっと遠くのお地蔵さまの近くもいいな。途中の枝でひと休みする?
    くるくるダンスしながらも楽しそう。清らかなせせらぎの上。そして見たこともない遠くの国へ行くのがいい。
    落葉のあとには野鳥や星々が美しく見える冬がやってくる。無くしたものばかりでない。新しい歓びが待っている季節。
    今週もありがとうございます。このシリーズが長く続きますよう祈っています。

  • 辻由美子

    2020年12月09日 21時03分

    何処からか感じる風に舞い降りていく‥紅葉の光景は
    なんとも心地よい気分にさせていただきます。
    ふんわり積もった落葉の美しい絨毯。暖かい光に包まれた落葉は
    輝いています。ピアノの調べと‥凝縮された美しい映像詩をありがとうございます。

  • 安藤憲一郎

    2020年12月09日 22時15分

    始まってすぐに流れる水に紅葉がくるくる回るのを見て家内がここに行きたいと言いました。保山さんの映像には綺麗以外のなにものかが有るから人を惹きつけるのでしょうね。川上ミネさんのピアノも映像にすっかり溶け込んで自然の一部のようです。また観光地の紅葉の名所でなく自然のなかにこそ紅葉の名所があり散ってもなお美しい。そんな本当の美しさを教えてくれるこの放送をぜひ全国放送にしてください。

  • 井元路子

    2020年12月09日 22時40分

    かるくる回る水に浮かぶもみじの葉、空から舞い降りるもみじの葉、あ~この世で一番美しいものを見せて頂いたような気がします。もう、感動のため息!ありがとうございました。

  • 野尻恭子

    2020年12月09日 23時47分

    「春日奥山 冬支度」
    はらはらはらはらと楓が雨のごとく降ってくる。
    掃き清められているわけでも無い、人の手の入らない自然のつくり出す美しさに触れると同時に、人が迷い込んではいけない聖地に踏み込んでしまったような畏れをいだきました。
    忘れ去られたかのような石仏さま。楓が乗っているのは倒れているからでしょうか?
    人びとの祈りを受けとめ続けてこられた、風雪に耐えていらっしゃる姿が厳かに思えました。
    保山さんとミネさんの紡ぎ出す映像の美しさを是非とも全国のみなさんに届けて頂きたいです。よろしくお願いいたします。

  • 神田雪子

    2020年12月10日 08時40分

    素晴らしい…。紅葉の散る様がこんなに美しいなんて…。心の琴線に触れ涙が零れました。
    川上ミネさんのしっとりとしてもの悲しい調べに乗せて映し出だされてゆく表情豊かな森の姿…。春日奥山は神様の森、祈りの地…。深い森の僅かな光を捉え写し撮った各シーンは、散り行く落ち葉が森に降り注ぎながら、人々の願いを受け止めて昇華してゆくように思えました。
    保山さんの春日奥山への自然への畏敬の念が溢れている、悠久の時の流れを感じる映像詩でした。奈良の深淵を見せて頂きました。
    このような素晴らしい映像詩、ぜひとも全国放送して頂いて多くの人に鑑賞して頂きたいです。そしてこのコーナーの続投をお願いします。

  • 2020年12月10日 11時12分

    『春日奥山冬支度』
    原始林は鹿の好きなシイや樫の木が繁り大杉が高くそびえている。
    その春日奥山の晩秋は、燃える紅葉が神秘的で美しく、魅了されずにはいられない。水辺や林では輝きながら華麗に舞う、石仏さまの上にも鹿の寝床にも。
    溢れる落ち葉は土壌の力になり、木は冬籠もりに向かう。
    ミネさん、保山さん今週も素晴らしい映像詩をありがとうございました。
    七十二候が、今年で終わってしまうのではと心配でたまりません。引き続き放映よろしくお願いいたします。


  • 加代子

    2020年12月10日 14時37分

    いにしえより奈良の都に通じる山道、そこに落ち葉が積もっていく。はらはらと美しく散るもみじが時の流れを感じさせ、切ない。美しい映像の中に、歴史や人々の営みを感じさせてもくれ、たった二分の映像ではあるが、見終わっての印象が長く続く。
    ミネさんのピアノ、晩秋にふさわしく物悲しく流れるが、一瞬力強いところがあり、そこに跳ねる野鹿の映像。ちょっとどっきりしました。そのあとは、何もなかったように落ち葉が降っていく。春日の山奥にこのような石像があるとは知らず、保山さんの映像を見た後いろいろ調べました。その時間も楽しかったです。素敵な映像、ありがとうございました。

  • 葛井 康子

    2020年12月10日 19時23分

    夢の様な二分間、音もなく散る紅葉、鳥の鳴き声、鹿の姿、水の流れ。そのどれもが一瞬の夢。
    こんなに美しい映像詩、その全てを見たいと思います。
    全国で見ることが出来るように放送をお願いいたします。
    それも、早朝ではなく、リアルタイムで観られる時間にお願いいたします。

  • 工藤美千代

    2020年12月11日 18時39分

    降りしきる紅葉が美しいです。散るもさらに趣深く。落葉の絨毯は神鹿たちも嬉しいでしょう。季節の移ろいを見せていただき、ありがとうございます。

  • 坂井節子

    2020年12月11日 18時49分

    日差しが注ぐせせらぎで揺れるモミジ。春日奥山の森は冬支度。刻一刻と変化する。深い緑の苔の厚さが長い年月を感じさせてくれる。今にも語りかけてきそうな石窟仏のお地蔵様。柔和なお顔に温かみが備わっている。
    舞うがごとくハラハラと同じリズムで散るモミジ。晩秋のフィナーレは初冬のオープニング さながら舞台演出のように美しい。ガサコソと音が立つような堆積した赤いモミジはやがて縮れた枯れ色に。冬の到来を知らせてくれた。

  • 釘谷洋子

    2020年12月12日 01時43分

    見上げると、天から舞い降りてきた秋の彩りに包まれて、その美しさにただ立ち尽くす私が映像の中にいました。
    ピアノの調べが寄り添うように清らかでジーンと心に滲み入りました。余韻が今も残っています。
    春日奥山は静かに冬を迎えようとしているのですね。

  • 葛井義憲

    2020年12月12日 07時52分

    このような美しく心洗われる映像詩、全国放送、是非お願いいたします。

  • 佐々木美保子

    2020年12月12日 22時51分

    水面にゆったりと流れていく紅葉、風に吹かれてハラハラと散りゆくもみじ、そして敷き詰められた紅葉の絨毯、晩秋から初冬へと季節が移ろいゆく美しい姿を堪能させていただきました。石仏のお顔も心なしか寂しそう。行く秋をおしまれているのか、今の社会の現状を憂いていらっしゃるのか、その慈愛の眼差しに救われる気がします。
    春日山の奥深く、神様と自然の気を感じ、心が静かになっていきます。鹿さんたちのかわいい様子にはニッコリ。
    しっとりとした川上ミネさんのビアノのメロディーも保山さんの美しい映像とマッチしていて、より深く作品を楽しませていただけます。
    いつもその季節ならではの美しい映像をありがとうございます。自由に外出する事が憚られる今、心のオアシスとなっています。
    できればテレビ画面でみたいので、放送範囲の拡大をお願いします。

  • 青井三保子

    2020年12月12日 23時56分

    こんなに美しい景色がある!木の葉が舞い落ちる。
    降り積もる落ち葉!ほんとに美しい!
    この上を歩いてみたい!水の流れに踊る木の葉!
    わたしも直接見てみたい!
    春日大社Pに車を置き、春日奥山遊歩道を歩いた。
    なんて美しい!感動,感動です。赤,黄、緑重なり合う木の葉に、ふうっと息を思いっきり吸い込む。
    鶯の滝を目指して・・・。
    保山さんの映像詩に刺激され、出かけた春日奥山。
    こんな素敵な風景。保山さんの捉えた風景はもっともっと素敵です。みんなにも見てほしいと思いました。
    撮り続けてほしい。放送をずっとし続けてほしい。
    もっと広く、たくさんの人に見てもらいたいので、放送域を広げて頂きますようにお願い致します。

  • 松元智恵子

    2020年12月14日 02時28分

    何処に迷い込んでしまったんだろう。深い山の奥。人の気配は無く、ただただ、はらり、はらりと降り落ちる紅葉が美しく、ゆっくりと時が流れるよう。石仏、お地蔵様が人々の祈りを聞いて下さっている。春日奥山祈りの山。敷き詰められた落葉の古道。寒き冬はすぐそこまで来ている。保山さんの祈りが感じる映像詩。ミネさんのピアノが優しく流れる。ありがとうございます。是非とも全国ネットで拝見したいです。

  • 荒木礼子

    2020年12月14日 09時24分

      晩秋の春日山。人の滅多に立ち入らない静かな山道にしきりに舞い落ちる木の葉のなんという美しさでしょう。「裏を見せ表を見せて散るもみじ」という良寛の俳句を思い出しました。
    人も鹿も小鳥もそして木々や小さな花や虫達も、同じ一つの大きな命の流れをそれぞれの命で等しく支えながら、過去から未来へその命を繋ごうとしている…石に彫りつけられたお地蔵様の表情の穏やかさ…保山さんの映像詩はいつも最後に手を合わせたくなる…
    今日はミネさんと保山さんのお名前が同時に出ました。お二人が揃ってこその「やまとの季節」。NHK奈良でのお二人の出会いに本当に感謝です。素晴らしい作品の全てが全国へ向けて総合テレビで放映される日を心待ちにしてます。

  • S.A

    2020年12月14日 14時27分

    少し乾いて、小さな染みもついて.
    光りながらさらさら舞いながら降りていく、
    地面を覆う美しい紅や黄や、数えきれない落葉。
    役割を終えた葉ともいうけれど、これは終わりではなくて「支度」。
    水に大地に戻り、また命が巡る。
    仏様が見守っている。
    静かな奧山。見せて下さってありがとうございます。

  • 木下ようこ

    2020年12月15日 20時25分

    今年は保山さんのお陰で美しい紅葉を沢山見せていただきました。今頃は綺麗だろうな、と思っても出掛ける気分になれなかったので…感謝いたします。保山さん、川上みねさん、有り難うございます。全国放送になりますようにお願いします。

  • kayoko.

    2020年12月16日 01時04分

    静かな静かな春日奥山。ハラハラと色とりどりの落葉。
    桜が舞い落ちるように、ぼたん雪が落ちるように、紅葉も。
    ファンタスティックで、やがてノスタルジックな春日奥山の晩秋。ひっそりと佇む苔むしたお地蔵さま。どれくらい秋を経てこられていることか。水面に浮かぶ落葉は、流れ流れて。鹿が走り、樹々が生きる。いのちはつづく。
    ずっと変わらない、神の庭の秋。
    秀逸な作品ばかりの『やまとの季節七十二候』を
    ぜひ全国放送して下さい。