やまとの季節

2020年02月26日 (水)

やまとの季節 七十二候「菜の花うららかに」

「ならナビ」2月26日放送 

映像作家・保山耕一さんが、NHK奈良放送局「ならナビ」に、「やまとの季節 七十二候」をテーマとした極上の映像詩を届けてくれています。音楽は、スペインで活躍するピアニスト・川上ミネさんが、奈良で100年近くの時を刻んできたピアノで、オリジナル楽曲を奏でています。 


やまと七十二候「菜の花うららかに」 雨水


保山耕一

世界遺産などの撮影で活躍してきたフリーTVカメラマン。「奈良には365の季節がある」をテーマに奈良県各地で、日々、奈良の空や光、花、月、社寺、などを撮影し、SNS発表・上映会を続けている。

川上ミネ

スペインと京都を拠点に活動しているピアニスト・作曲家。「ラジオ深夜便・ピアノが奏でる七十二候」、Eテレ「やまと尼寺精進日記」などの音楽を手がけている。昨年、春日大社奉納演奏会を機に保山氏と出会い、「こころの時代」でコラボレーション。2019年秋から「やまとの季節 七十二候」の新たな作曲・演奏をスタート。

奈良女子大学・100年ピアノ

創立110年を経た奈良女子大学記念館(重要文化財)の2階・講堂で静かな時を刻み続けている「百年ピアノ」。大学の前身である奈良女子高等師範学校の創立当時(明治42(1909)年授業開始)に購入され、戦後永らく倉庫に眠っていたもので、平成15(2003)年に学内で再発見。平成17年11月に無事修復を終えたピアノは、かつて置かれていた講堂に戻され、ふたたび美しい音色を奏でるようになりました。


 

【お知らせ】

聞き書き記事は、都合により休止させていただきます。

改めて、みなさまにステキなお知らせができるように準備を整えて参りたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 


七十二候 について

七十二候(しちじゅうにこう)は、古代の中国で生まれました。立春、夏至、秋分…などで知られる二十四節気(にじゅうしせっき)を、さらに約5日ずつの3つに分けて、季節の移り変わりを感じる名前がつけられています。日本では、江戸時代の「本朝七十二候」、明治時代の「略本歴」など、いくつかの異なる七十二候が作られてきました。

「やまとの季節 七十二候」では、保山さんが記録してきた奈良県各地の映像から、いまの「やまと」の暮らしの中で、季節のうつろいを実感できる映像を選び出し、オリジナルの名前を添えて紹介しています。奈良を愛する方々に…これから奈良に出会うであろうすべての方々に…こころを込めてお届けしています。

 


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【お知らせ】みなさまから心のこもったコメント投稿を数多くいただき、誠にありがとうございます。担当者一同、こころの励みとさせていただいております。関西ブログの投稿管理は、新しい記事の準備~公開作業とあわせて行っております。原則的には「新記事公開日に、前週投稿いただいたコメントをまとめて公開する」という運用です。その週のうちに公開できることもあるのですが、普段はお待たせしてしまうことが多いかと思います。どうかご理解のうえ、新しい記事公開とあわせてお楽しみいただければ幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

■ コメント(16)
  • 荒木礼子

    2020年02月26日 15時10分

    やまとの季節七十二侯、「菜の花うららかに」。

    拝見して、大地とお日様の恵みを受けて、おおらかに懸命に命を生きている鳥や虫達や花々に、新型肺炎でこわばった心を解かして貰ったような気がしました。
    夕陽に美しく染まった雲に
    「大丈夫だからね。慌てないで冷静になろうね」
    と最後は語りかけられたようでした。
    わずか2分の映像です。全国でもニュースの最後に流して頂けたらと。
    イギリスの報道だったらこんな時諧謔味のあるユーモアで切り抜けるのかもしれないけれど、私達日本人にはちょっと難しいですよね…不謹慎と怒る人があるかも。
    でもこの「やまとの季節」なら、言葉がないからこそ届くのではないでしょうか。慌てなくていい。冷静に今必要なことをしましょうと。ニュースの最後にこんな映像があったなら、そんな気持ちになれるとおもいます。NHKだからこそ、こういう危機の時の報道だからこそ、そんな余裕があったらと強く願っています。

  • 武田和子

    2020年02月26日 18時13分

    山の辺の道の、菜の花から映像が始まった今週の「やまとの季節」

    黄色は春を告げる代表的な花の色でもあり、なぜか心ウキウキしてしまいます。

    重苦しいニュースが流れても、自然はいつも変わりなく穏やかで愛で溢れている。

    それが奈良の風景だからなおさら感じるのでしょう。
    日本人の心の故郷に、今日も遠くから想いを馳せました。

    いつもありがとうございます。
    心より感謝しています。

  • 永井有子

    2020年02月26日 19時12分

    菜の花うららかに を拝見しました。

    溢れんばかりの菜の花が咲き誇り、
    つくしで遊ぶてんとう虫は、
    春の喜びと幸せを運びます。

    弾むピアノに、全ての命に春の光が降り注ぐ幸せを
    改めてかみしめています。

    赤い輝きをたたえて沈む春の夕陽に
    この穏やかな幸せが永遠に続くよう祈りました。
    本日も有り難うございました。


  • 安藤憲一郎

    2020年02月26日 19時50分

    菜の花は癒されますねホッとします。小さい頃は大阪でも身の回りでてんとう虫やつくしをよく見かけました。今は大きな河川敷に探しに行かないと見られません。保山さんの映像は見逃してしまいそうな小さなものにもスポットを当てて季節感を表現してもらえるのでうれしいです。同じような都会のものにも季節感を感じられるように全国放送をお願いします。

  • 青井三保子

    2020年02月26日 20時09分

    春はそこまで来ている。
    菜の花が咲き、てんとう虫や蜜蜂が精いっぱい羽を広げて・・・
    夕方には鳥たちも巣に帰っていく。
    このあたり前の風景がいつまでも続いてほしい!
    このステキな映像を関西へ、全国へと広まってほしい!

  • 坂井 節子

    2020年02月26日 21時17分

    やさしい黄色は春の色。広大な菜の花畑は山の辺の道のどのあたりにあるのでしょう。
    日毎に陽も伸びて早春の萌を感じます。
    昆虫たちもせわしなく活動を開始しましたね。土筆もナナホシテントウも愛らしい。
    輪郭をもたないぼんやりとした雲 空の色もやわらかい。長閑さが画面いっぱいに溢れています。少し眠くなるとミネさんの澄んだ響きで引き戻されます。
    二上山の方角に沈む夕日はとても大きく絵になりますネ。奈良県に住まれる方々の自慢の構図だと思います。

  • 堀尾岳行

    2020年02月26日 21時50分

    菜の花が一面に咲き、テントウ虫がツクシから飛び、
    オオイヌノフグリが咲き水温む、梅にミツバチが訪れ、
    やわらかい春の日差しで命ある物が生き生きとします。
    山の辺の道から見る二上山に沈む夕日は実に美しいですね。
    川上ミネさんのピアノが春を奏で、保山さんの映像とで
    素晴らしい映像詩になりました。
    今回もありがとうございました、次回も期待しています。

  • 田中弘子

    2020年02月26日 22時58分

    黄色の菜の花が春の風にふかれて…踊っているみたい…
    甘い菜の花の香りがふんわりと…する様ですね
    イヌフグリの空の様な綺麗な青色の花と
    てんとう虫の赤色 なんて愛しく可愛らしいのでしょう 地面に一緒に寝ころんでいる様な気持ちになりました… 春の命の耀きに溢れ 生きる力を頂きました 保山さんの素晴らしい映像を見せて頂きながら 子どもの頃を思いだして懐かしく切なくなったりします 保山さんの素晴らしい映像とミネさんのピアノの音色… 毎週水曜日がくるのを楽しみにしております
    どうか やまと七十二候を全国放送して頂けます様に宜しくお願い致します

  • 朝陽 志太 美代子

    2020年02月26日 23時12分

    続く事を願っています。よろしくお願いします。

  • 綾部収治

    2020年02月27日 01時15分

    厳しい寒さに耐えて咲く草花が、その耐えてきた日々など無かったかのように、うららかに咲いている姿に凛とした強さを感じさせてくれる見事な映像です。
    保山さんの生き様のような作品です。

  • matumori

    2020年02月27日 08時36分

    菜の花が広がり、鳥、テントウムシ素晴らしい映像です。二上山の背景に夕焼けの空、雲が印象的です。ピアノ演奏も心に残ります。山辺の道からの映像ありがとうございました。これからも長く続けてください。

  • 佐々木美保子

    2020年02月27日 14時29分

     春の暖かい風に揺れる可愛い菜の花、つくしやてんとう虫、そして梅の花、春の喜びいっぱいの美しい映像に心うたれ、癒されます。沈みゆく夕陽には1日が無事に終わろうとしている大きな安堵感を覚え、僅か2分の映像とは思えないほどの大きな満足感をいただいてます。
     川上ミネさんの奏でるメロディーがさらに映像を輝かせ、大きな感動をいただいてます。
     重い出来事が続く世の中、時にはこのような珠玉の作品を見て、また周囲の美しい自然の風景に目を向け、心にゆとりを持って過ごす事が大事だと思います。
     今の時だからこそ、余計に保山さんの作品の大切さを感じます。
    どうぞ広い範囲で放送されますよう、よろしくお願いします。

  • 2020年02月28日 00時21分

    『菜の花 うららかに』
    黄色い菜の花畑
    あぜ道の青いイヌフグリ
    空広い山辺の道を深呼吸して歩きたい。
    ★憎っくきコロナウイルスにちょっと疲れました。
    奈良の映像詩を関西、全国へぜひとも放映お願いいたします。

  • 本間悦子

    2020年02月28日 23時24分

    保山さんとミネさんの作品は、いつも日々の生活でガチガチになった心と身体をフワァっと楽にしてくれます。こんなに僅かな時間なのに魔法の様です。
    その魔法を東京のテレビ画面で浴びたいです!
    もっと凄いパワーを多くの人へ発揮するとおもいますよ。

  • たえこ

    2020年03月01日 22時17分

    二上山、春の山の辺の道、逢えて本当に嬉しかったです!保山さん、ミネさん、ありがとうございました!

  • 荒木千笑子

    2020年03月02日 23時33分

    連日コロナウィルスのニュースで、閉塞感におおわれているところ、映像の明るい光と風に慰められます。
    菜の花の黄色と空の青さ、てんとう虫の赤、保山さんが最も色にこだわっていると話されていたのを思い出しました。自然の色は、本当に美しいですね。深呼吸して元気をだしましょう!奈良をのんびり歩きたくなりました。

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